「俺、大卒じゃないから」学歴コンプの先輩社員が新卒いじめ! 氷河期世代の女性がいま思うこと
2025年4月8日(火)22時38分 キャリコネニュース

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バブル崩壊後の就職氷河期世代にとって、内定を勝ち得た安堵感は相当なものだったろう。その分、“ハズレの職場”だと知った際の絶望も計り知れない。投稿を寄せた40代女性(技術メーカー/年収650万円)。内定を得た先は「地方の閉鎖的な町の地域密着企業」だった。
「地元では言えば聞こえのいい企業です。しかし入ってみると、待ち受けていたのは先輩方の嫌がらせでした」
華々しい社会人生活への期待は、簡単に崩れ去ってしまった。(文:湊真智人)
「大卒をいじめることに喜びを感じる人までいました」
それまでこの会社は、大卒の入社実績がほぼなかった。ところが大手が大卒の採用数を激減させた就職氷河期に突入。買い手市場となり、大卒の新卒採用が増えた時期でもあったと話す。新卒入社の中には高学歴の人もいたようで、そんな彼らがいじめのターゲットになった。
「大卒、特に有名大や地元の国公立大学卒業などの新卒者を待ち受ける先輩方の中には、大卒をいじめることに喜びを感じる人までいました」
「『俺大卒じゃないから』といちいち言う先輩や、重箱の隅を突くようなミスを社内中に言いふらしたり、やってる事はいたずらっ子の子供です。学歴コンプレックスもあったのでしょうが……」
先輩社員が個人的な妬みで嫌がらせを仕掛けるなど、理不尽極まりない。優秀な新人の芽を摘む行為は会社にも損害を与えている。
状況が改善されない中、耐えかねた新人は辞めていった。会社の行く末に不安を覚えた様子の女性は、現在の心境をこう記している。
「先輩方も出世され、辞めていった高学歴者に対してどんな気持ちで今新卒採用を苦労しながらやっているのだろうと思います」
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