佐賀で新たなご当地グルメが誕生。青魚と白身魚、そして「クエ」を使った名物料理とは

2024年4月11日(木)10時50分 食楽web


「青と白の唐津ん魚めし」 ※画像提供:佐賀県 水産課 |食楽web|

●イカをはじめとする新鮮な海の幸の美味しさに定評がある佐賀県の唐津市・伊万里市・玄海町で、唐津の海で育まれた貝類や魚などを使った新たなご当地グルメが誕生しました。

 佐賀県の唐津市・伊万里市・玄海町エリアでは、鮮度の良い海産物の県外への出荷が多いにも関わらず、地元での消費が少ないことが悩みでした。そこで地元消費を増やすべく、認定店・漁業者・仲買人、観光団体、行政が一体となって2023年9月から開発を進めてきたのが地元に愛されるメニュー作りでした。

 その結果、できたのがこの2つのジャンルのメニュー。1つ目は青魚と白身魚を同時に味わえる「青と白の唐津ん魚めし」(認定店がアレンジした海鮮丼やリゾット等)、そして2つ目が高級魚のアラ(クエ)を使った「幻の唐津んあら鍋」(認定店独自の味付けのクエ鍋)。

 2024年4月現在、これらの料理が楽しめるのは、「唐津ん魚こだわりの店」認定店(飲食店90店・小売店16店・宿10店)です。各店で、食材や調理法のルールに沿ってアレンジした独自のメニューが味わえます。

新・ご当地グルメの特徴は?


「幻の唐津んあら鍋」※画像提供:佐賀県 水産課

 前述の通り、メニュージャンルに規定が設けられているのが特徴で、例えば「青と白の唐津ん魚めし」は、以下のような基本ルールが定められています。

●食材:唐津ん魚の青魚と白身魚を使用(生で提供可能なもののみ・季節によって使用魚種を変えてもOK)
・青:マアジ、ブリ、ヒラマサ、カンパチなど
・白:マダイ、イサキ、ケンサキイカ、タチウオ、キジハタなど
●味:味変できるように複数の味を用意
●店舗:「唐津ん魚こだわりの店」認定店

 2024年3月現在、店ごとに海鮮丼やイカ墨とヒラマサのリゾット、青のフライ丼と白の天ぷら丼といった多彩なメニューが9種類完成しているとのこと。

 一方の「幻の唐津んあら鍋」は、その名の通り、高級魚クエを使用した贅沢な鍋料理です。魚介の具としてはクエのみを使用。

 こちらも店舗ごとに調理法が異なります。例えば伝統的なだしベースの味付けから、サフランを使用した洋風のメニューなども。2024年現在、7種類のメニューが用意されています。基本的には毎年11月〜1月にかけての提供(※一部は4月まで取り扱い)です。

 お店によっては予約限定や宿泊客限定のメニューもあるため、事前に電話で問い合わせるのがオススメです。

●DATA
唐津ん魚 こだわりの店

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