月の年金22万7000円・金融資産1500万円で「冠婚葬祭費は極力節約している」78歳男性の年金生活のリアル

2025年4月17日(木)20時5分 All About

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、富山県在住78歳男性のケースを紹介します。

金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。
現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、富山県在住78歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:78歳男性
同居家族構成:本人、妻(75歳)
居住地:富山県
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:800万円
現在の資産:預貯金1200万円、リスク資産300万円
これまでの年金加入期間:不明

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万7000円
老齢厚生年金(厚生年金):16万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:老齢基礎年金70万円(年額)

「他の人と比べても、年金額は低くはない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。
その理由として「毎日の生活費にキュウキュウしながら暮らしているが、最低限の生活は何とかできている。他の人と比べても、(年金額は)決して低くはない」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。夫婦の年金だけでは「1〜2回足りない月がある」と回答されています。

「交際費は極力節約している」

現在は働いていないとのことで、年金で足りない支出については「貯蓄から引き出し」て賄っているという投稿者。
年金生活においては「生活費に必要な金額を、あらかじめ決めて」その範囲内でやりくりするなど、工夫しながら家計管理をしている様子。
また、「冠婚葬祭費や知人との交際費は極力節約」して、支出を抑えているそうです。

「孫と戯れるのが楽しい」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「サラリーマンの時、上司にゴマをすって少しでも、給料の高いクラスに行けばよかったと思うが、恐らくそんな生活は後悔するだけだ」と回答。
今後の生活については「物価高を考えると、生活が心配。介護が必要になったときの資金が大丈夫か」と不安を吐露します。
いっぽうで「自由時間がたっぷりあるので、好きなことができるし、孫と戯れるのが楽しい」と老後生活の喜びを語った投稿者。家族との何気ない時間を大切に過ごされているようでした。
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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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