「私なら絶対にイヤ」売上トップ後輩の「タメ口&強引接客」にアパレル店員が困惑
2025年4月21日(月)16時32分 キャリコネニュース

画像はイメージ
アパレル店などの店員や営業職の人たちは個人の売上が評価の全てと言っても過言ではない。そのため同僚との関係がギスギスしているという職場もあるだろう。
お悩み解決掲示板に、あるアパレル店員から切実な相談が寄せられた。
こう書き出したトピ主は入社1年目。一方で後輩は自身より10歳年下で30代半ば、入社3か月目だ。
この後輩の「タメ口まじりの友達みたい」という接客スタイルに疑問を感じつつも、売上という結果を出しているため複雑な心境のようだ。職場で似たような経験がある人もいるだろう。(天音琴葉)
「お客様の肩をバシッと叩いたり、強引に試着室やレジへ誘導したり」
トピ主によると、その後輩は「見た目はふくよかで素朴でおとなしそうな印象」とのことだが……
「だけど喋ると意外にも声が大きくてハキハキしてて、年齢問わずお客様にタメ口まじりの友達みたいな接客をしてます。お客様の肩をバシッと叩いたり背中を押して強引に試着室やレジへ誘導したりと、私なら絶対に嫌な対応です」
と強い抵抗感をあらわにしたトピ主。だがそんな後輩は先輩たちよりも売上が取れているためか、店長が全然注意をしないことにも苛立ちを感じているようだ。
しかも最近の後輩は、初めの頃と比べるとトピ主を「下に見てる言動」が増えているという。
「私に『言葉遣いが堅苦し過ぎだよ。もっとラフな感じで接客したらいいんじゃない?』と言ってきたので少しイラッとしました」
後輩は年下だが、入社時期が半年ほどしか違わないことからか、調子に乗っているのだろうか。
そのうちネット上にクレームを書き込まれる?
一方で売上という結果を出す後輩のやり方について、「これが最善の方法だとしたら真似したい気持ちもありますが、私にはどうしてもそれができません。自分にとって一番嫌いなタイプの接客スタイルだから、どうしても抵抗があります」と、自身の信念と現実との間で、心が大きく揺れている。
店の主な客層は40〜50代。「その世代は気さくでラフな接客がハマるんでしょうか?」と疑問を呈しつつも、「自分の子供くらいの歳の女が生意気な態度で接客するのって失礼だなって思いませんか?」と、後輩の接客への違和感を投げかけた。
この悩みに対し、コメント欄には様々な意見が寄せられている。
「私は若い頃からタメ口の接客は嫌いでしたけど、若い方はその方が親近感が沸く方も多いと思う」
次はアパレル店員の経験者なのか、「気さくに話してくれる店員さんの方が売り上げ良いのは確かです」という意見も。その一方で、
「タメ口や押し売りのような接客してると、Google口コミとかでクレームを書く客は必ず出てくるから、そのうちブーメラン食らってそのスタッフは痛い目に合うと思う」
というコメントもあり、意見が割れている。次のコメントもアパレル経験者だろうか。
「結局、どんな方法でも売ったもん勝ちなんですよ。アパレルって」
一方で、組織や管理者の視点からのコメントもあった。「基本的に営業の人間は自分の好き嫌いで営業スタイルは決めません」と前置きした上で、こう指摘した。
「管理者が認めているならば、新人さんの営業方法に難くせを付けるのは御門違いです」
確かに一理あるだろう。では、店長は後輩の接客をどう思っているのか。トピ主によると、「新人さんの接客を見た店長が言うには『今は良くてもリピーターにはならなさそう』との事ですが」と漏らしつつも、「まだ数ヶ月目なので様子を伺ってる状況」とのこと。後輩の接客を良く思っていないが、売上に貢献しているため目を瞑っているのだろう。
アパレル店員に限らず、営業職では売上という分かりやすい指標があるからこそ、接客や営業スタイルに悩む人は少なくない。結果を出している同僚を前に、自分のやり方は間違っているのか? と葛藤するものだ。
だがコメントにもあるように、短期的な売上だけでなく、長期的な顧客との関係構築も重要だ。また、自身の強みや個性を活かした接客スタイルを模索することも大切だろう。どうしても今の環境が合わないと感じるなら、他の選択肢を探ることも考えられる。
「憧れの店だったので、辞めたくはない」というトピ主が、周囲の声に惑わされすぎず、自分らしい働き方を見つけられることを願いたい。【参照元:お悩み解決掲示板 https://onayamifree.com/】
※キャリコネニュースでは「やばい同僚」をテーマにエピソードを募集しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/4QTMBNOL