「一文目」が可愛すぎる便せんに1.4万人にっこり 絵本の中から届いたのかな?
2025年4月21日(月)6時0分 Jタウンネット
お土産を渡すときには、ちょっと気の利いた手紙を添えたいものだ。
だけどいっつも書き出しに困っちゃう。そんなあなたにピッタリの一筆箋が、X上で1万4000件以上のいいねを集めるなど、注目を浴びた。
「手紙の書き出しに困っていたので助かる」
児童文学を愛し、「大人が児童文学を読むこと」に関する事業をおこすこと」を目標とするXユーザー・三本川(@3bongawa_books)さんは2025年3月23日、そんな呟きと共にその日の購入品を紹介。
なんと、すでに「書き出し」が書いてある一筆箋である。
いろんな形の「猫のカリカリ」のイラストが描かれたそれには、こう書かれている。
「 さんお元気ですか?
私はねこカリカリ形状心理研究社の受付の仕事にもやっと慣れてきました。
ところで、 」
か、かわいすぎる! まるで絵本の中から届くお手紙みたい。
しかも、この一筆箋にはほかのバージョンもあって......。
別バージョンは「アヒルの家族」と
こちらでは、アヒルと猫が食卓を囲んでいる。
すでに書かれている書き出しは「先日アヒルの家族のお宅におじゃましまして、あなたの幼少時代の話を伺い大盛り上がりでした。そういえば、」。
受け取った人がみんな、幼少期にアヒルの家族と仲良しだったことになっちゃうキュートすぎるバージョンだ。最高だな......。
取材に応じた三本川さんによると、この一筆箋は東京・高円寺にある絵本のお店「えほんやるすばんばんするかいしゃ」で購入したものだ。
「思わず目をひきよせられ、じっくり見れば見るほど面白みが感じられました。誰かに見せたいと思い、購入しました」(三本川さん)
その名は「一筆済み箋」
同店のオンラインショップによると、これは画家・イラストレーターの出口かずみさんが手がけた「一筆済み箋」。
「手紙を書く前から、冒頭部分が書かれている(印刷)のであまり書くことがない人へのお手紙だったり、手紙の冒頭を考えるのが苦手な方におススメの一筆箋です」と説明されている。
わら半紙製で、懐かしくて温かみのある手触り。
これにお手紙を書いた人も、それをもらった人もホクホクした気持ちになれそうな、やさしい一筆箋である。
三本川さんはひとまず、自宅で保管することにしたという。
「ねこカリカリ形状心理研究社に転職したり、アヒルの家族のお宅におじゃましたりする機会があるまでは、家で大事に飾っておきます」(三本川さん)
ところで、Jタウンネット記者は早速「一筆済み箋」を入手して、会社のみんなへのお手紙を書いてみたのだが、そこで改めて〝良さ〟を実感した。
「一筆済み箋」を使うことで、続く文章も自然にやわらかな雰囲気になるのだ。
いつもなら「大阪出張のお土産です」で終わるメモが、やさしい口調に。一筆箋の最後までお手紙を書きたいから「よければ感想を聞かせてね!」なんて一言も添えちゃっている。
書いている途中もとっても和んだので、ほっこりしたいときにオススメだ。