川栄李奈「ダメマネ!」のテーマは人生のリベンジ...元劣等生だからこそ
2025年4月27日(日)6時0分 大手小町(読売新聞)
ダメマネ!—ダメなタレント、マネジメントします—(日本テレビ系) 日曜午後10:30TOYOプロダクション芸能4部の新人マネジャー・神田川美和(川栄李奈)は、部長の犀川真一郎(安田顕)のむちゃな指示に振り回されながらも、崖っぷちタレントたちのために奔走する。人生の再挑戦をテーマにした業界コメディー。

芸能事務所の新人マネジャー・美和を演じる。
「『失敗してもやり直せる』というのがドラマのテーマになっていて。夢を諦めたり挫折したり、皆さんも経験があるかもしれませんが、人生は変えられる。そんな“人生リベンジコメディー”です」
美和はかつて天才子役として活躍したが、ある事件がきっかけで突然引退。過去をひた隠しに隠しながら、マネジャーとして、子役時代に培った演技力と洞察力を駆使し、落ちぶれたタレントたちを再生させていく。
「一見、

2010年、人気グループ「AKB48」の研究生オーディションに合格し、芸能界入り。グループの音楽活動はもちろん、ユニークなキャラクターでバラエティー番組でも注目された。「元々、歌とダンスは全くできなかった」と明かし、「でもすごく努力した。学校が終わったら、すぐにレッスン場へ行き、家でも夜中まで鏡を見て練習した」と振り返る。そんな“劣等生”の経験が、本作の演技にも生かされるにちがいない。
今年30歳になった。「朝ドラのヒロイン」「大河ドラマ出演」「日本アカデミー賞をとる」——。20歳の時に描いた三つの大きな夢のうち、二つは20代でかなえた。残るアカデミー賞も時間の問題だろう。「もっと役の幅を広げられればいいな。先生役やお母さん役にも本格的に挑戦したい」と30代の抱負を語った。
Q.小さい頃の夢は。
A.犬を飼っていて、トリマーやブリーダーになりたいと思っていました。芸能界に入ったのは、友達に「一緒に受けよう」とオーディションに誘われたのがきっかけです。
Q.最近、何か変わったことは。
A.人見知りが激しかったのですが、ここ1、2年で人に話しかけるのが好きになりました。自分の子どもの存在が大きいです。子どもがいると、こちらも必然的に(色々な人と)話すようになりますね。
(文・読売新聞文化部 小林直貴/写真・青木久雄)
プロフィル川栄 李奈(かわえい・りな)1995年2月12日生まれ。神奈川県出身。「AKB48」の元メンバー。女優として、映画「恋のしずく」、NHK大河ドラマ「青天を衝け」、同連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、日本テレビ系「となりのナースエイド」など出演多数。