茶の名産地・静岡で話題のお茶リキュール「宵茶」を嗜んできた

2020年4月28日(火)10時50分 食楽web


リキュールをお茶で漬け込んだ「宵茶」| 食楽web

「風景美術館」とも呼ばれ、静岡市の絶景と世界文化遺産の富士山、三保の松原を望むことができる『日本平ホテル』。8年前に建て替えを行った際、景色が心地よく映るように細部までこだわり、ロビーには驚くほど大きな一枚ガラスを使用。一歩ホテルに足を踏み入れると、目の前には雄大な景色が広がります。

 そんな『日本平ホテル』で、リキュールにお茶を漬け込んだ「宵茶」が楽しめると聞き、噂のラウンジへ伺いました。お茶の名所・静岡県だからこそ味わえる「宵茶」の魅力とは一体、どんなものなのでしょうか。

製茶マイスター&茶師が「宵茶」を監修!


お茶の名所・静岡県の茶畑

 お茶といえば「静岡県」と連想されるほど、いわずと知れた「茶」の産地。静岡県内に入ると、広々とした茶畑が目に飛び込んできます。整然と並んだ茶畑の風景は、まさに圧巻!「宵茶」はこの茶葉の可能性を無限に広げる、新感覚のお酒です。


茶師としても活躍する本多茂兵衛さん

 静岡県で100銘茶協議会会長を務めるのが、本多茂兵衛さん。製茶マイスターでもあり、茶師としても活躍する本多さんが「宵茶」の監修に携わっており、お酒とお茶のベストな掛け合わせを研究しています。

 茶農家・茶師を生業にすると決めた頃から、茶葉をいろいろな液体で抽出する研究をしていた本多さん。お酒好きだったこともあり、「このお茶には、このお酒が合いそう」というイメージが湧いてくるそうです。

 そうして生まれたお茶の個性を引き出す「宵茶」は美味しいと評判になり、『日本平ホテル』のメニューとして提供をスタートさせました。

お酒と茶葉の甘みの絶妙なハーモニーを堪能

「宵茶」とは、吟味された茶葉をジンやウォッカに漬け込み、香りづけしたクラフトリキュールのこと。茶葉を「水出し」ならぬ、「酒出し」でいただくのが特徴です。煎茶だけでなく、ほうじ茶や紅茶、烏龍茶などさまざまな茶葉を使用します。「宵茶」は、まさにお茶の豊かさを感じる一杯。

 お茶とお酒を掛け合わせてみると、度数が高いお酒ほど茶葉の優しい甘味が引出されます。口に含むとまろやかな茶葉の味わいが広がり、ついついグラスが進んでしまうから不思議。お酒と合わせることでお茶の色や香り、味が鮮明に引き立ちます。

 飲みやすさ抜群なのは、紅茶の香ばしさが引き立つ「和紅茶×ハイボール」。香り高い和紅茶で漬け込んだウイスキーをソーダで割り、爽やかな味わいに仕上げています。人気のハイボールも、全く違う味わいで楽しめますよ。

一番人気!「ほうじ茶ジンジャーハイ」

 一番人気は「ほうじ茶ジンジャーハイ」。高温で火入れしたほうじ茶を黒糖焼酎で3日かけて抽出していて、風味豊かな香りと甘味が広がります。

麦香る「釜炒り茶ショット」

 独自の製法でつくられた釜炒り茶を麦焼酎でじっくり抽出。麦の香ばしさに香り高いお茶がマッチしたお酒好きにおすすめな大人のロックです。

紅茶とブランデーが香る「焙煎紅茶のほろ苦ハイボール」

 丸4日間、熟成した紅茶をブランデーに漬け込み、ソーダで割ったもの。ブランデーが苦手な人でも楽しめるハイボールに仕上げています。

・・・・・・・

 お茶とお酒の絶妙な組み合わせはいかがでしたでしょうか? 『日本平ホテル』の最上階にあるバーラウンジで、景色を楽しみながら、季節ごとに変わる「宵茶」を堪能できます。お昼は富士山、夜は清水の夜景を眺める大人の空間で、静岡県ならではの「宵茶」をお楽しみください。

(取材・文◎加藤朋子)

●DATA

店名:日本平ホテル

商品:宵茶
住:静岡県静岡市清水区馬走1500-2
https://www.ndhl.jp/

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