好きな「藤の名所」ランキング! 奈良県「春日大社 神苑・萬葉植物園」を抑えた1位は?
2025年4月29日(火)8時35分 All About
All About ニュース編集部が全国20〜70代の250人を対象に実施した「行ってみたい花の名所」に関するアンケート調査結果から、好きな「藤の名所」ランキングを発表! 奈良県の「春日大社 神苑・萬葉植物園」を抑えた1位は?
All About ニュース編集部は4月21日、全国20〜70代の男女250人を対象に「行ってみたい花の名所」についてのアンケート調査を実施しました。今回はその調査結果から、好きな「藤の名所」ランキングを発表します。
2位:春日大社 神苑・萬葉植物園(奈良県奈良市)/21票
2位は、奈良県の観光スポットとしても人気の神社「春日大社」の「神苑(しんえん)・萬葉(まんよう)植物園」。約300種の万葉植物を植栽する、日本で最も古い万葉植物園として1932年に開園しました。万葉植物とは、日本に現存する最古の和歌集『万葉集』に登場した植物で、その多くは自然のままに目立たずそっと生きる植物なのだそうです。20品種、約200本の藤は、一般的な藤棚ではなく、目線で花を観賞できる「立ち木造」という形式にこだわり、中国の「麝香(じゃこう)藤」や濃いピンク色が特徴の「昭和紅藤」など、珍しい藤も見られます。推定樹齢800年と言われる「砂ずりの藤」は名木として有名です。
回答者からは、「地元の名所であり、何度も訪れたことのある場所なので、5月が近づくたびに思い出します。砂ずりの藤はとにかく見事です」(40代女性/奈良県)、「とてもきれいで行くタイミングでは遅咲きの桜と藤の両方を楽しめるので好きです」(30代女性/兵庫県)、「古代の春日大社に祀られている神々も見ていたのかなあと想像しながら愛でる気分になれるのがいい」(50代回答しない/大阪府)、「かなり昔に祖母に連れて行ってもらったことがあり、もう一度見てみたいので」(30代女性/大阪府)などの声がありました。
1位:あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)/111票
1位は、栃木県足利市の花のテーマパーク「あしかがフラワーパーク」。樹齢160年を超える600畳敷きの藤棚を持つ大藤と長さ80mもの白藤のトンネルは、栃木県の天然記念物に指定されています。日本では珍しい黄色の藤、きばな藤などを含む350本以上の藤が咲き誇り、開花時期は夜間のライトアップが行われる「ふじのはな物語〜大藤まつり〜」が開催されます。アメリカのテレビネットワーク「CNN」により、幻想的な光景は世界的大ヒット映画『アバター』の“魂の木”を連想させるとして、日本で唯一「2014年 世界の夢の旅行先10カ所」にも選出されています。開花時期が重なる5000株以上のツツジとの色鮮やかな競演も見どころです。
回答者からは、「一度訪れた際にその美しさに圧倒されたからです。園内の壮大な花々や美しい景観は、まるで夢のような世界で、心から感動しました。特に藤の花が咲く時期には、幻想的な雰囲気が広がり、再度その美しさを感じたいと思います」(40代女性/埼玉県)、「一度行ったことがあるけれど、大藤は圧巻の景色だったから」(30代女性/茨城県)、「以前見に行った時本当にフジのカーテンのようで素敵だったから」(20代女性/福島県)、「イルミネーションとコラボしていたりイベントがアツいから」(20代女性/東京都)などのコメントが寄せられました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は6年。
(文:福島 ゆき)