小学校教諭(20代)が児童に暴力 胸ぐらをつかみ「何か言わんかい!」 被害児童は『後頭部を2針縫うけが』

2025年4月30日(水)7時0分 TREND NEWS CASTER

大分・日田市教育委員会は29日、市立小学校に勤務する男性教諭(20代)が、児童への暴力行為で、けがを負わせたと公表。


トレンドニュースキャスター取材班は、市教委から詳しく話を聞いた。


教諭は感情的になり…


市教委によると、今月24日、教諭はトラブルになっている2人の児童を発見。


そのため、給食の準備時間中に、廊下で2人に対して指導を行った。


(画像:イメージ)

その後、1人の児童を教室に戻したが、もうひとりの児童への指導は続けた。


指導中、児童が辻褄が合わないことを言ったため、教諭は感情的になり、左の胸ぐらをつかんだ。


そして、児童をつかんだまま、1回揺らした。


頭をぶつけ出血


その際、児童は何も話さなかったため、教諭は「何か言わんかい!」と語りながら、再度揺らした。


このとき、児童は教室のドア付近に頭をぶつけ、出血。


そのため、児童を保健室に連れて行き、養護教諭が滅菌ガーゼを貼る処置を行った。


(画像:イメージ)

なお、保健室では、出血は止まっていたという。


養護教諭は児童が病院を受診する必要性を感じ、担任が保護者に連絡。


後頭部を2針縫うけが


校長は、児童の様子を見に来たが、顔色が良かったこと、出血が止まっていたことなどから、救急搬送は必要がないと判断した。


午後1時15分ごろ、保護者が児童を迎えに行き、病院を受診。


(画像:イメージ)

児童は、後頭部を2針縫う処置を受け、全治10日間の診断だった。


児童の胸元にはあざ


その後、保護者は学校に行き、けがの状況を報告。


校長と当該教諭が、保護者へ謝罪した。


(画像:イメージ)

また、今回の事案について、保護者が警察へ相談。


そして、教諭が強くつかんだ影響で、児童の胸元にはあざが残った。


当該教諭は自宅待機中


被害児童は24日以降、学校を休んでいるが、ゴールデンウィーク明けに復帰の意向だという。


当該教諭に対しては、校長が自宅待機を指示。


また、市教委の聞き取りに、教諭は「自分の指導力不足で感情的になり、体罰行為に頼ってしまった。言葉で諭(さと)せなかった」と話した。


市教委の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「被害児童のケアに全力を尽くしたい。また、当該教諭が過去にも体罰行為をしていた可能性がある」。


「こちらに関しても調査を続け、県教委への報告を引き続き行っていく」と語った。



児童の心と体に、傷を与えた男性教諭の責任は、極めて重い。


今後、当該教諭への懲戒処分を、県教委が判断していくことになる。

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