60代は老いを感じながらも<チャレンジする時期>?和田秀樹「70代以降は衰え知らずの人がいるかと思えば、日常生活に不便を感じる人も出てくるので、心がけたいのは…」

2025年5月5日(月)6時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「老いに向けて準備する」です。

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老いに向けて準備する


40代、50代、一般的に身体的なピークはとうに過ぎています。

ずっと頑張って、踏ん張って一定のレベルで仕事や家事をこなしてきました。

60代になるとさすがにそれも難しくなります。若い世代よりあらゆる面で見劣りしてきますが、それでもまだ元気。

だから、60代は「老いを感じながらもチャレンジする」時期です。

70代になると……


70代になると、同じ世代でも差が生まれます。

自由に歩き回れる人、杖がなければ歩けない人。目も耳も歯も同様に、衰え知らずの人がいるかと思えば、日常生活に不便を感じる人も出てきます。

さらに、思考が柔軟な人もいれば、保守的になって他人の意見を受け入れられなくなる人も出てきます。70代は「老いの個人差を受け止めて、どう行動するか」が大切になります。

今、元気でハツラツとしていても、来年はどうなるかわからないのが老いです。不自由が増えた人のことを「ああはなりたくないな」「自分は大丈夫かな?」などと考えても仕方がありません。

※本稿は、『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(日本文芸社)の一部を再編集したものです。

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