「ソファでひざを曲げ伸ばし」で関節の痛み予防。「歯みがき中に足をモゾモゾ」で疲れにくい足に。運動が苦手でも気軽にできる、簡単筋トレ法
2024年5月12日(日)12時30分 婦人公論.jp
(イラスト提供:illustAC)
ずっと自分の足で歩きたいなら、体を動かして筋肉を鍛えることが大切です。けが予防やロコモ(※)対策のアドバイスをするフィジカルトレーニングの第一人者が、運動が苦手な人でもできる簡単筋トレ法を伝授します(構成◎浦上泰栄 イラスト◎サノマキコ)
※「ロコモティブシンドローム」の略。運動器症候群
* * * * * * *
日常動作で筋肉アップ・2はこちら
○関節の痛みを予防
●ソファでひざを曲げ伸ばし
加齢にともない関節の軟骨がすり減ってしまうと、変形性ひざ関節症の原因に。
ひざの曲げ伸ばしをすることで軟骨の新陳代謝が進み、健康な状態を保つことができます。
ソファに座ってテレビを観るときは30分ごとにひざを動かしましょう
(1)ソファの中央に座り、背もたれに寄りかかる。左のひざをまっすぐ伸ばす
(2)左と入れ替えるようにして、右のひざをまっすぐ伸ばす。左右交互に20〜30回程度行う
【ポイント】
左右のひざを交互にリズミカルに動かす。太ももまで持ち上げれば筋トレ効果も。変形性ひざ関節症予防のためには30分に1回、ひざを動かすことが大事。手元にタイマーを置きながら行ってもOK
○歩いても疲れにくい足をつくる
●歯みがき中に足をモゾモゾ
足指の関節は、地面をしっかり掴んで立ち、バランスを取るために重要な役割を果たしています。
しかし現代人は足の関節を動かす機会が少なく衰えがち。
毎朝晩の歯みがき中は、足指を動かす「モゾモゾ体操」を習慣に
(1)素足で立ち、かかとに体重をのせ、背筋を伸ばす。この姿勢で歯みがきをスタート
(2)足の指全体を動かすように、左足の指をモゾモゾと動かす
(3)同じように右足の指をモゾモゾと動かす。左右交互に20〜30回程度繰り返す
【ポイント】
片足ずつ、曲げたり広げたりしながら、指全体を動かす。キッチンでの立ち仕事中や、幅広の靴をはいて電車に乗ったときなどにも
関連記事(外部サイト)
- 疲れやすくなったのは、筋肉が衰えているから。20歳を過ぎると年に1%ずつ筋肉は減少する!「寝たきり」を防ぐ、毎日できる筋力アップ動作
- 「階段を上りながらひざタッチ」で筋肉・骨を強化。「読書中にお尻のストレッチ」で腰痛予防!ロコモを防ぐ、日常生活でできる簡単筋トレ法
- 脳科学者・西剛志 目を閉じて何秒間「片足立ち」できたかで「脳の老化」が診断できる!? 片足立ちの練習がもたらす想像以上の健康効果とは
- 医学博士おススメ「3分早歩き、3分ゆっくり」を繰り返す「インターバル速歩」はこんなにスゴイ!認知症予防や高血圧にも
- ウォーキングに「スニーカーならなんでもOK」は間違い! 靴下にウェア、講師が教えるウォーキングの効果を上げるグッズの選び方