金利0.6%の定期預金に1年間、50万円を預けたら利息はいくら?
2025年5月17日(土)11時30分 All About
老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとした疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、50万円を1年間、金利0.6%の定期預金に預けた場合の利息についてです。
今回は、50万円を1年間、金利0.6%の定期預金に預けた場合の利息についてです。
Q:金利0.6%の定期預金に1年間、50万円を預けたら利息はいくら?
「金利0.6%の定期預金に1年間、50万円を預けたら、利息はいくらもらえますか?」(30代)A:税引き前の利息は3000円、税引き後は約2391円受け取れます
今回は、金利0.6%の定期預金に、50万円を1年間預けたときの利息について解説します。定期預金に預けた利息には、20.315%の税金(所得税+所得税の額の2.1%相当額(復興特別所得税として令和19年12月31日まで))が引かれます。把握しておきましょう。
では、50万円を金利0.6%で1年間預けた場合、実際に受け取れる利息を計算してみると以下のようになります。
税引き前受取利息=50万円×0.6%(0.006)=3000円
税引き後受取利息=3000円−(3000円×20.315%(0.20315))=2390.55円≒2391円
つまり50万円を金利0.6%で1年間預けて得た利息3000円から、所得税などの税金が引かれ、約2391円の利息が受け取れるということになります。
なお、定期預金は満期前に途中解約してしまうと、金利が普通預金の金利となり、定期預金の金利よりも低くなってしまいます。満期日が到来するまでの期間は、使う予定のないお金を預けるようにするといいと思います。
ネット銀行や地方銀行などは、都市銀行と比較すると高金利の傾向があります。あまり身近な銀行ではないかもしれませんが、適用要件や引き出すときの手数料などを確認した上で預金すると、満期時に受け取れる利息も多くなります。預金する銀行を選択する際に覚えておくといいでしょう。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)