「よく使う食器や鍋は、重ねない収納」「ストック品は収納場所に入るだけ」体がラクになる!シニアのための片づけ術《台所編》
2025年5月19日(月)12時29分 婦人公論.jp
(写真:stock.adobe.com)
家事がはかどらない、すぐに散らかる、モノがなくなる……。悩みの原因は、住まいが今の暮らし方に合っていないからかもしれません。シニア世代ならではの整頓のコツを伝授します(構成:山田真理 イラスト:ナカミサコ)
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60歳からの毎日をラクにする片づけ術《解説編》はこちら
体がラクになる!場所・モノ別の片づけ術
台所と、リビングや寝室など1日のうちで過ごす時間が長い場所を例に、片づけ方法を紹介していきます。下の図を参考にして収納する位置を決め、自分に合う環境に整えていきましょう
モノの出し入れがしやすいのは、目線から腰骨の間の高さです。あまり使わない「重いモノ」は下、「軽いモノ」は上に収納することで体への負担が減らせます
【台所】
腕を伸ばさないと届かない吊り戸棚、腰をかがめないと出し入れできない床下収納など、体に負担のかかる場所は使用頻度を減らしましょう
《食器類》
<食器類>
頻繁に使う食器は、茶碗、汁椀、小皿、大皿、コップ、箸、カトラリーなど10種類もないはずです。それらのモノを選び出し、食器棚や引き出しの「よく使う」位置に収納します。その際、同じ種類以外は重ねない、奥に並べないように。
予備、来客用などは「あまり使わない」位置に収納し、定期的に見直して処分も考えます。
《鍋類》
<鍋類>
よく使うモノを選んだら、専用のスタンドを使うなどして重ねない収納を。
土鍋など使う頻度が低いモノは用途別にケースや箱に入れて、中身がわかるようラベルを貼り、「あまり使わない」位置へ片づけます。
《冷蔵庫》
<冷蔵庫>
パッと見てどこに何があるかわかるように、詰め込みすぎない、上や後ろに重ねて置かないことが必須。スーパーの陳列棚のように、賞味期限の近いものが手前や上にくる配置もおすすめです。
保冷剤は、収納ケースに入るだけなど、ルールを作ります。
《ストック品など》
<ストック品など>
調味料などのストック品や、割り箸、ビニール袋、お弁当用の小分け調味料などは、それぞれに収納場所を決めて、そこに入るだけにします。
数を決めるよりも管理がしやすいはずです。
体がラクになる!場所・モノ別の片づけ術《リビング/寝室編》につづく
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