行列必至! 大阪の名店『一富士食堂』で「肉吸い&出し巻き」の最強定食を食べてきた
2023年5月20日(土)10時51分 食楽web
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●大阪で行列ができる名物食堂として知られる『一富士食堂』。ここで人気のメニュー「肉吸い定食」を実食し、その人気度を確かめてみた。
大阪生まれのメニューとして人気を集めている料理の一つ、「肉吸い」。芸人さんが二日酔いの日に頼んだ「肉うどんのうどん抜き」という大阪らしいユニークな成り立ちを持つ料理で、大阪にはおいしいお店がいくつか存在します。
『一富士食堂』は連日行列の人気店であり、肉吸いがおいしいことでも有名な一軒。早速、行列に並んで「肉吸い定食」を食べてきました。
天満の行列必至な人気店の『一富士食堂』お店があるのは大阪市北区の天満。キタの繁華街である梅田から一駅離れた場所にあり、繁華街というよりビジネス街という街並みです。その一画にダシのいい香りが漂ってくる一軒の行列店を発見。それが今回ご紹介する『一富士食堂』です。
大阪でも有名な食堂ということで行列に並んでいる人々の様子もさまざま。旅行ガイド片手の旅行客もいれば、近隣のビジネスパーソンなど地域の常連さんもいます。
13時前にお店に到着して並ぶことおよそ30分強、ようやく入店となりました。それでは今回のお目当てである「肉吸い定食」を注文したいと思います。
ちなみに、こちらで不動の看板メニューとして存在しているのが「出し巻き」。いわゆるダシの玉子焼きなのですが、限界までダシを加えた味わい深い一品なので、単品で追加したいと思います。
肉吸い定食と出し巻きという『一富士食堂』頂点タッグで味わう
「肉吸い定食」1050円、「出し巻き」400円
注文してしばらくすると料理が到着。「肉吸い定食」に「出し巻き」のちょっと贅沢なセット、これぞ『一富士食堂』最強の布陣という組み合わせとなっています。
まずは肉吸いからいただきます。肉吸いが誕生したお店として有名な難波の「千とせ」に比べる、ダシはけっこう濁っています。
透明度は低めのダシですが、見た目の印象と反してスッキリとした味わい。さらに山椒が掛かっているため爽やかな印象さえあるくらい。
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このダシ、本当においしいです。食べたことがある人であれば共感してもらえると思うのですが、バッチリごはんのおかずになります。ごはんを一口食べて、そのままダシをズズーッと飲み込むと背徳のおいしさ。
ダシがおいしい肉吸いには牛肉と豆腐が入っていて、ただの吸い物と油断するのは禁物。ご飯が進む上にかなりボリューミーです。
中には、半熟卵が沈んでいます。こちらの玉子の半熟具合は黄身が固まる2歩手前くらいで、トロトロでありながら割ってもダシに溶け出すという感じではなく、具材として食べられる固さとなっていて、こちらもごはんと相性バッチリ!
「出し巻き」はごはんをおかわりしたくなるダシの力がスゴい一緒に頼んだ「出し巻き」もスゴい。玉子の形状が保てるギリギリまでダシを入れて焼き上げられています。ダシの量が一般的なだし巻きとは比較にならないレベル。お皿に染み出して来るほどで、箸で持ち上げるとダシの跡が残っていてごはんが進みます。
今回のメニューは肉吸いと出し巻きということで「水っぽいメニューでごはんに合うのかな?」と最初は思っていましたが、そんな心配もどこへやら。これほどごはんを食べたくなるメニューも珍しく、「ごはんが旨い、旨い」とお米ばっかり食べていたら、あっという間になくなり、有料でお代わりしてしまいた。
調査結果
ごはん250円
2杯のごはんと肉吸いとだし巻きを食べ終わる頃にはお腹がパンパン。おいしくてボリューミーと人気の理由が実感できるお店でした。ちなみに『一富士食堂』には、肉吸いと出汁巻き以外にもオムライスやトンカツなど定食屋の定番メニューがあり、そちらも人気となっています。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
店名:一富士食堂
住:大阪府大阪市北区天満2-13-16
TEL:06-6351-1259
営:月〜金11:00〜14:30、17:30〜19:00
土11:30〜14:30
休:日曜、祝日、水曜
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。