独身にもかかわらずファミリーカー「アルファード」を大改造! 建築系職人として働く男性の車に対する驚異のこだわりに迫る《維持費や改造費はそこまで負担に感じていませんが…》
2025年5月22日(木)7時0分 文春オンライン
〈 「普通の会社員の身としてはキツいものがありますね…」改造費は200万円弱、社会人7年目の20代女性が生活を切り詰めながら“車趣味”にのめりこむワケ 〉から続く
「ミニバン=家族の車」という常識に、抗いつづける者たちがいる。便利さを捨ててでも「自分らしさ」を追求する、型破りなオーナーの情熱に迫る!
今回は、20系アルファードをカスタムする「RYOTA」さんをご紹介。

◆◆◆
「シンプルでも個性的」を目指して
小さい頃から車が好きで、とくに中高生の頃からはシンプルなボディラインの車に惹かれるようになりました。免許を取って最初に買ったのは16のアリストで、ボリューム感がありつつスポーティなところが好きでしたね。
その後はオデッセイやW221のSクラスを乗り継いできましたが、弄るときはいつも「純正のラインを活かす」ことを意識していました。ギラギラと盛るのではなく、あくまでシンプルなラインにこだわってきたつもりです。
今のアルファードを選んだのも、やっぱり素のデザインに惹かれた部分が大きいですね。この20後期は、派手すぎず落ち着いた顔つきじゃないですか。今はアルファードといったら40系や30系になっていますけど、自分としてはこの顔が一番好みなんですよ。
完全にデザイン重視で選んでいるので、スライドドアが便利とか、家族がいるからとか、そういうのは全然関係ないですね。実際自分も独身ですし、「自分のやりたいスタイルができるか」というのが一番大事かな。
これを買ったのは2、3年前ですが、ちょうど今回のために大きめの仕様変更をしたところで。純正バンパーのスムージング加工とか、「出すところは出す」というメリハリ感がテーマですね。
ただやっぱり、ボディラインだけじゃイベント会場で埋もれてしまうので、好きなオレンジに全塗装して、カラーの方で視線を集めようと。やっぱりイベントに出す以上はたくさんの人に見てほしいですし、賞を狙って「上を目指したい」って気持ちもありますね。
それが仕事のモチベーションにもなりますし、あとはイベントのなかで車関係の仲間が増えていくのも魅力なんです。自分は普段建築系の職人をしていますが、車のイベントで近い職種の人に会うことも多くて、自然とすぐ打ち解けられるんですよ。
やっぱり周りにはスゴい車がたくさんあるので、自分も負けないように弄っていきたいですね。今のところ、維持費や改造費はそこまで負担に感じていませんが……。今後は内装をガッツリ仕上げたいので、頑張って働かなきゃですね。
〈 「あの子もずっと車が好きで…」10年以上放置された“平成ミニバンブームの忘れ形見”を蘇らせた男性が明かす、カスタムの原動力になっている“わが子への思い” 〉へ続く
(鹿間 羊市)
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