【素朴な疑問】海と川の「境界線」って、どこになるの?

2019年5月25日(土)21時0分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年5月15日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、海と川の境界線について調べていました。


だんだん暑くなり、海や川に遊びに行く季節となりました。しかし、海と川の境界線ってどこなのでしょうか?


真水と海水が混ざっている?


海と川はつながっていますが、その境界線はどこなのでしょうか?船着き場や港?それとももっと違う場所?番組ではまず、水の塩分濃度を測って調べてみました。


小松市の安宅海岸で塩分濃度を測ると3%でした。そして、川に繋がっている地点は、0.2%、かなり濃度が激減し、河口から上流へ450メートルほど上ると濃度は0%となっていました。


塩分濃度から考えると、この海と川がつながる地点が境目となります。


国交省金沢河川国道事務所の方の話では、行政上の境界も一般的に海岸線と川が交わるところなのだそうです。


しかし、川の流れが弱いとき、海水面が高いときなどは、海の水が川の中に入り込みます。


その潮の満ち引きの影響を受ける場所を「感潮区間」と呼んでおり、この安宅海岸と梯川では感潮区間は8キロほど。海水が河口から8キロ近くも入り込むことがあります。


先ほど、塩分濃度を測ったときは、河口の塩分濃度はゼロに近かったのになぜ?と思われる方もいると思いますが、これは、川の表面の塩分濃度を測ったためです。


塩分を含んだ水は、重いので下に沈み、実際は、川のかなり上流まで海水が流れ込んでいるのです。


境界線以上に海水が入り込んでいることになるのですね。


(ライター:りえ160)

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