TOTO「ウォシュレット」新型は瞬間式の温水で消費電力を削減、清潔機能とお手入れ性も強化
2025年5月26日(月)14時53分 マイナビニュース
TOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」に新型が登場。ウォシュレット一体形便座「GGA」と、シートタイプの温水洗浄便座「ウォシュレットSS」を8月1日に発売する。
○ウォシュレット一体形便座「GGA」
従来モデル「GG」をフルモデルチェンジ。お手入れ性と省エネ性が向上している。価格は最上位のGGA3が39万3,800円、ミドルレンジのGGA2が34万7,600円、ベーシックモデルのGGA1が32万5,600円。本体カラーはホワイトとパステルアイボリーの2色から選べる。
清掃性を追求した新デザインは、便器本体から曲面を極力排し、すみずみまで拭き取りやすいフォルムに刷新。便座まわりも凹凸を最小限にとどめ、「お掃除リフト」機構を新たに採用した。これは便座の前方が軽い力で持ち上がる設計で、便座と便器のすき間に溜まりやすいホコリや汚れをスムーズに取り除ける。また従来モデルと比較して、新型のGGAは視覚的にも触覚的にもよりフラットな仕上げとなり、日常の掃除がしやすくなった。
省エネの面では、従来の貯湯式ヒーターから瞬間式給湯方式へと変更。使用直前に必要な水量だけを瞬時に加熱するため、連続使用でも湯切れの心配がない。常に温かい温水を維持する必要がないぶん、待機電力を削減している。
従来モデルでも好評だった清潔機能も引き続き搭載。ノズルを自動洗浄・除菌する「ノズルきれい」機能は、新型GGAの全モデルが備える。便器の内側にはTOTO独自のセフィオンテクト加工を施し、陶器表面をナノレベルで滑らかに仕上げることで汚れを付きにくくしている。
そのほか、渦巻き状の強力な水流で洗浄する「トルネード洗浄」、フチ裏のない「フチなし形状」などを装備。これらの機能は、従来のGGモデルでは上位機種に限られていたが、新型GGAでは全グレードにおいて基本機能として搭載した。
○シートタイプの温水洗浄便座「ウォシュレットSS」
後付けタイプのベーシックモデル。価格は11万円〜17万4,350円。ウォシュレットSSも、従来モデルの貯湯式から瞬間式へと変更され、省エネ性能が高まっている。さらに「ダブル保温便座」という断熱構造を新たに採用し、便座の上下から挟み込むように保温することで放熱を抑制。快適な座り心地を保ちながら、エネルギー効率も改善された。
便座部分は継ぎ目のない「クリーン便座」。汚れの溜まりやすいすき間がなく、撥水性のある樹脂素材によって、汚れが付きにくくなっている。便座の表裏両面は滑らかな形状になっており、拭き掃除もしやすい。「ノズルきれい」機能も搭載している。