愛媛の信号に異常事態発生 「3色同時点灯」はなぜ起こったのか?愛媛県警に聞くと...

2023年6月14日(水)8時0分 Jタウンネット

「信号機全部着いとんやけどwwwwww」

2023年5月31日、そんな呟きと共にツイッターに投稿されたのは、にわかには信じがたい光景だった。

写真奥の信号が、3色とも光っている。

手前の信号も黄色と赤が同時に点灯しており、 運転手なら混乱してしまう光景だろう。ツイッター上では1万8000件を超えるいいね(2日昼時点)のほか、

「こんな事あるんですね。初めて見ました」
「フィーバータイムで草(´・ω・`)」
『信号機「行けっ!いや注意しろ!やっぱ止まれ!」』
「大当たり!」

といった声が寄せられている。

Jタウンネット記者が1日、投稿者のがちお(@gacjzx100)さんに話を聞いたところ、写真は投稿日である31日に愛媛県西条市の明穂交差点で撮影したもの。

がちおさんが通り過ぎるまで信号は3色とも点灯し、うち青色は点滅していたという。

「仕事上毎日様々な道路を走っていますが、こんなことは初めてでビックリです」
「次の日には正常に光ってました」(がちおさん)

当時信号機に何が起こっていたのか。Jタウンネット記者は2日、愛媛県警察本部交通規制課に話を聞いた。

「きわめてまれです」

同課の担当者によると、「3色同時点灯」の原因は信号機上部の端子箱の中にできた「鳥の巣」だった。

巣の材料にあった通電する金属系の物質が端子に当たって信号エラーを与えてしまい、2色や3色と点灯する状況が発生していたという。

「同じように端子箱の中に巣が作られて、信号機が消えてしまうことは年に1〜2回程度あります。
しかし今回のように複数の色が付くということは極めてまれです」(交通規制課の担当者)

鳥の巣が影響して信号機に異常が発生するときは、ほとんどの場合、信号機が点灯しなくなるとのことだ。

31日11時頃の110番通報をきっかけに警察が現場に向かって状況を確認。交通整理を敷いて対応に当たった。

最終的に鳥の巣は取り除かれ、事故もなく14時15分頃には復旧したという。

(2023年6月15日17時00分編集部追記:記事初出時、本文中の地名表記に誤字がありましたので修正しました)

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