「衰えるのは悪いことばかりじゃない」 老いて〝野生〟を失った愛猫の寝顔に思うこと
2024年6月18日(火)17時27分 Jタウンネット
「猫が老いて思うこと」
そんな呟きとともにX上に投稿されたエッセイ漫画が、大きな反響を呼んでいる。

作者は猫好きの漫画家・卯月よう(@yo_yo_yo_u)さん。
3日、Jタウンネット記者の取材に応じた本人によると、話題の作品は自身の老猫との暮らしの経験を参考に描いたものだという。
その日、床で気持ち良さそうに寝ている老猫のそばを歩いていた卯月さんは、持っていたマグカップを床に落としてしまう。
「ゴン」という大きな音に、猫の反応は——。
突然の大きな音に...

ん、アレ? 爆睡している。大きな音など全く気にしていない様子だ。
この姿を見て、卯月さんは在りし日の愛猫の姿を思い出す。

かつては、音に敏感なネコだった。
炭酸飲料を開けたときの音には間髪入れずに振り向くし、寝ている時に写真を撮ろうとしても、ガラケーが開く音で起きてしまっていたという。

それが今では「失われた野生」という言葉がピッタリ。
カシャカシャ音がしていても、リラックスした表情で眠っている。色々な角度から君の写真を撮り放題である。
そして、卯月さんは思った。

「でも、今が一番ぐっすり眠れているのかもしれない」
衰えるのは、悪いことばかりじゃない。老いたからこその良いことだってあるのだ。
温かな眼差しで老いた猫を描いた作品に、ユーザーからは2万3000件を超えるいいね(6日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「実家の老猫もまさにコレ!!」
「うちのもめっちゃこれ 撫でるまで寝てる」
「凄くわかる!飼い猫あるある」