サ●エ風「カツオのタタキ」ポスターで話題 高知の寿司店が「ギャグ貼り紙」にこだわる理由

2019年6月24日(月)6時0分 Jタウンネット

高知で見た本場の「カツオのタタキ」はすごかった——。そんなコメントを添えて、あるツイッターユーザーが紹介した寿司屋が、ネット上で改めて注目を集めている。


高知県にある寿司屋「石松」(高知市城山町)だ。いったい、どういうことなのだろうか。まずは、こちらの写真をご覧いただこう。


一度目にしたらなかなか忘れられない異様に目を引くデザインだ。まあ、これはこれで「カツオのタタキ(タタカレ?)」で間違いないのだが...。


このデザインに限らず、石松の店頭にはたびたびジョーク風の貼り紙が張り出され、その度にネット上でも話題になっている。なぜ、こうした取り組みを——?


Jタウンネット編集部は2019年6月18日、石松の店主小島一正さんに話を聞いた。


「お客さんの目にとまるように」


まず率直に、ポスター掲出の経緯について聞くと、


「お客さんの目にとまるようにやっています」



と説明する。店は通り沿いにあるが、一見するとここにお店があると気づいてもらえない。


なんとかしようと店頭に手製のポスターを掲出。10年ほど前から2、3週間に1度のペースで小島さんが「ふっと浮かんだもの」を絵や川柳を制作し、店頭に掲出しているのだという。


残念ながら、話題の「カツオのタタキ」のポスター現在は掲出していないそうだ。しかし、原画を保管しているため、いつでも再現はできるとのこと。小島さんによれば、店頭に掲出しているため、時にはポスターが雨に濡れて破れてしまうこともあるという。


最近思いついたものとしては、日本人が100メートルを9秒台で走ったというニュースにインスピレーションを受けて、


「一日の妻との会話9秒台」



との川柳を思いついたとか。ほかにも、いくつもの川柳を掲出し、通りがかる人に猛烈アピールをしている。


口コミが口コミを呼び、小島さんの試みは新聞などのメディアにも取り上げられ、いまやすっかり定番となった。反響があることについて、「話題にしていただいて、ありがたい」と述べ、


「どんどん面白がってもらって広がっていってくれたら。これからも続けていって多くの人に笑ってもらいたい」



と今後の抱負を語った。

Jタウンネット

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