子育てにかける費用、1か月あたり平均4万5,306円

中学生以下の子どもの教育費や日用品、お小遣い、貯蓄といった子育てにかける費用は、1か月あたり平均4万5,306円にのぼることが、メディケア生命保険が2018年7月11日に発表した調査結果より明らかになった。

　「子育てにかける費用」は、ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする中学生以下の子どもがいる20歳から49歳の既婚男女を対象に実施した「イマドキのパパ・ママのくらしと子育てに関する調査2018」結果の一部。男性500サンプルと女性500サンプルの計1,000サンプルの有効回答をもとに集計した。

　子育てでどのようなことに悩んでいるか聞いたところ、「褒め方・叱り方」が43.6％ともっとも多く、「教育費（保育料、学費、習い事など）」41.3％、「子どもとのコミュニケーション」24.6％、「子どもの学習意欲」23.9％、「子どもの学力」23.5％などが続いた。男女別にみると、男性では「教育費（保育料、学費、習い事など）」37.6％、女性では「褒め方・叱り方」51.2％がもっとも多かった。

画像：子育てでどのようなことに悩んでいるか（上位10位）
　子育ての悩みで男性の1位、女性の2位となった「教育費」について、学費・保育料・習い事・塾などに1か月あたりいくらかけているか聞いたところ、平均額は2万799円だった。子どもの成長段階別にみると、未就学児は1万8,078円、小学生は2万371円、中学生は2万3,953円と、学齢が上がるにつれて教育費も高くなる傾向にあった。

画像：子どものために1か月あたりかけている費用（教育費の平均額）
　おむつや洋服など、子どもの日用品にかけている費用は、1か月あたり平均5,032円だった。子どもの成長段階別にみると、未就学児は5,817円、小学生は4,755円、中学生は4,527円と、学齢が上がるにつれて費用が安くなる傾向にあった。

　子どものお小遣いは、1か月あたり平均1,188円。子どもの成長段階別にみると、未就学児は395円、小学生は944円、中学生は2,228円だった。

　学資保険・将来のための貯蓄額は、1か月あたり平均1万8,287円。子どもの成長段階別にみると、未就学児は1万8,997円、小学生は1万4,822円、中学生は2万1,084円と、中学生では2万円を超えた。

　調査の結果、子どもの教育費（平均2万799円）と日用品（平均5,032円）、お小遣い（平均1,188円）、貯蓄（平均1万8,287円）を合計すると、1か月あたり平均4万5,306円にのぼることがわかった。