【チェーン店のかき氷食べ比べ2024】今年のガストは持ち帰りOK! パチパチアメが楽しい縁日みたいなかき氷

2024年7月18日(木)20時0分 ロケットニュース24

チェーン店のかき氷を食べ比べるこの企画、国内店舗数トップであり、もっとも身近なファミレスチェーンのガストを外すわけにはいかない。今年も夏メニューとして3種のかき氷を販売している。

とにかくガストのかき氷は圧倒的なコスパと、今では珍しいくらいのガリガリ食感が特徴。そこに今年は「持ち帰りOK」という特徴が加わっていた。

・「カップdeかき氷パチパチブルーハワイ」

今年のガストのかき氷は「いちご練乳(税込500円)」「宇治金時(税込550円)」「パチパチブルーハワイ(税込450円)」の3種類。

昨年まではワンコインでおつりが来たので、とうとう500円の大台にのってしまったかぁ……という感はあるものの、トッピングには工夫が凝らされている。値上げをしつつも、お得感を出せるよう上手くカバーしている印象。

なにより大きな変更点は、容器がプラカップに変わったこと! 食べきれなかった分は持ち帰って続きを食べられる。冷房のない店外に出るだけで身体が温まって、食欲が回復することがあるからありがたい。

すかいらーくグループでは、以前から食品ロス削減のため「もったいないパック」というテイクアウト容器を提供(現在は税込20円で販売)している。かき氷も「寒い」「飽きた」「食べきれない」という人が出やすいメニューだろうから、フードロス対策としてもよいのでは。

「カップdeかき氷パチパチブルーハワイ」は、その名のとおりブルーハワイ味。

てっぺんにはホイップクリームとマンゴーをトッピング。

口直しにワッフルクッキーがついている。水分を吸わない硬めクッキーなのがいい。

さらに、別容器で「パチパチアメ」がたっぷり付属。これをかけると……

キャンディーが大音量でシュワシュワ、パチパチと弾ける!

口の中で炭酸がパンッと弾ける食感が楽しく、ブルーハワイの爽やかさと相まって夏らしい清涼感。歯にくっつくとわかっていても、次々に噛みたくなる。

氷は例年通り、ひと粒ひと粒がわかるほどのガリガリ氷! 流行りのふわふわ系とは対極をなしている。スプーンでザクザクと山を崩しながら食べる。

残りわずかになったとき、カップにスプーンを突っ込んで北斗百裂拳のように超高速で氷を崩す遊びは全人類共通だろう。

シロップの味そのものは「ごく普通」で、特記すべきことはない。けれど最後までたっぷり入っていたのが嬉しい。平皿に比べてカップは深さが出るので、少ない量でもシロップがまんべんなく行き渡る効果があると見た。

トッピングがなくなってきた終盤でパチパチアメを足すと、変化が加わって最後まで飽きずに食べられた。

・「カップdeかき氷宇治金時」

もうひとつ「カップdeかき氷宇治金時」も食べてみた。こちらは宇治抹茶シロップに小倉あんがトッピングされ、さらに内部には栗クリームが入っているという手の込んだ1品。

食べてみると抹茶が意外にも渋い! ファミレスのメニューとは思えないほど本格的なお茶の苦みや渋みがあり、子どもさんだと食べられないのではと思うくらい。

甘いホイップや栗クリーム、練乳を混ぜて、ようやくバランスが取れるレベルでお茶の主張があった。

同じ「抹茶味」を名乗るスイーツでも、「風味だけ抹茶だけど実は甘い菓子」から、「飲み物の抹茶を超えるほど渋い茶葉そのものの菓子」まで振れ幅が大きい。

ガストのかき氷は「ほろ苦い」を超えて「ガチ苦い」というレベルだった。個人的にはもうちょっとマイルドでもいいかな、というところ。

・かき氷は10:30から提供

なお、パチパチアメは税込60円でどのフレーバーにもトッピングできる。10:30以降のレギュラーメニューの時間帯にオーダーできるのは例年同様。

値上げの波は訪れているものの、オーソドックスで安心でき、気負わず食べられるかき氷。テイクアウトカップの採用で、食べきれないかも、という心配がなくなったのも進化と呼べるだろう。

参考リンク:ガスト
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.

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