「向こう」に連れていかれそう 田んぼの先の森の前、ポツンと佇む鳥居は何の「入り口」か?
2023年7月23日(日)20時0分 Jタウンネット
ちょっと外に出ただけで溶けそうになる今日この頃だが、ダラダラ流れる汗も一瞬でひいてしまうような光景がタイムラインに現れた。

田んぼの向こう側に鳥居がひっそりと佇んでいる。その奥に生い茂る木々は、どこまでも広がる真っ暗な闇のよう。 一度足を踏み入れたら最後、戻ってくることができなくなりそうだ。
こちらは2023年7月10日、関東在住のツイッターユーザー・鯨(@Cisp2)さんが、「あちら側」というつぶやきとともに投稿した写真。
現実世界と異世界の境界のような鳥居に、ツイッター上では1万を超えるいいね(20日夜時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「本当に怖い奴」
「やっぱり鳥居ってのは、何とも底知れないもんだなあ」
「これは完全に異世界から誘われているヤツだ」
「『とおりゃんせ』を流すのに一番いい場所だな」
一体どんな場所にあるのだろう。Jタウンネット記者は14日、鯨さんに話を聞いた。
「神隠しにでも会いそうな雰囲気だなと思いました」
鳥居は関東地方某所の田園地帯に存在するという。
22年の9月中旬、まだ薄暗い早朝の時間にその場所を通りがかった鯨さんは、その異様な雰囲気を感じ取った。
「神秘的だけど少し怖くて中に入ったら神隠しにでも会いそうな雰囲気だなと思いました」(鯨さん)

気になる鳥居の先は斜面になっており、暗い森の中を上った先には社があったそうだ。
なお、鯨さんはこれまでにもさまざまな鳥居や神社などを撮影しており、その魅力について
「鳥居や神社、祠に日常の物理的な世界とは違う異世界の雰囲気を感じて、しかもそんな世界が日常のすぐ近くにあるという所に思わず心が惹かれてしまうからだと思います」
と語っている。