ラーメン官僚がイチオシ! 『鶏びあんSobaみやみや』の「鶏びあんそば」とは?

7月23日(火)12時0分 食楽web

ラーメン官僚がイチオシ! 『鶏びあんSobaみやみや』の「鶏びあんそば」とは?
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味噌ラーメン創作の名手が待望の2ndブランドを始動!今回の主役は「鶏清湯」

 JR八王子駅北口を起点として放射線状に伸びる、歩行者専用道路「ユーロード」。飲食店や娯楽施設がズラリと立ち並び、若者を中心に多くの人たちで賑わう「ユーロード」は、八王子の表玄関的な存在。

 そんな八王子の風情をじっくりと堪能しながら道沿いに歩みを進め、途中で左折。更に直進すると、ほどなく視界に飛び込んでくるのが、本年6月11日にオープンした『鶏びあんSobaみやみや』だ。

店主の吉宮さん
店主の吉宮さん

 同店の店主・吉宮氏は、自身も全国各地のラーメン店を行脚する大のラーメンマニア。同氏は、東中野の『みそや林檎堂』、東京駅の「ラーメンストリート」で人気を博していた『麺や七彩』等の実力店で修業を重ねたすご腕…と、ここまで書けば思い出す方もいらっしゃると思うが、こちらは、本コラム(第2回目)でご紹介した聖蹟桜ヶ丘の人気店『味噌ぶりnoodleみやみや』の2ndブランド。

「鶏びあんそば」750円
「鶏びあんそば」750円

『鶏びあんSoba』の屋号から推測できるかもしれないが、同店では「鶏」を主役に見立てた1杯を提供。「東京の店なので、都内産の鶏を使おうと思いました。鶏だけではありません。今回は、できる限り東京の素材を使ってみようかなと」と笑う(こういう茶目っ気が、いかにもマニアっぽい)。

「そう決めた直後から、鶏を扱う都内の業者や養鶏農家に片っ端からコンタクトを取りました。そこで知り合ったのが、立川市の烏骨鶏飼養農家『伊藤養鶏場』さんです。当初は、スープの素材に烏骨鶏を使うなど考えもしなかったんですが、調べてみれば、実に奥が深い鶏だなと。改めて、様々な業種の方と交流し見識を深めることの大切さを痛感しましたよ」。

 同店の基本メニューは、品名に屋号を冠した鶏清湯系の『鶏びあんそば』。

 今最も熱いジャンルを選んだのは「前々から2号店ではこの味で勝負したかった」から。「味の決め手は圧倒的に烏骨鶏。それに、都内の養鶏農家から仕入れた地鶏のガラから出汁を採ったのが『鶏びあんそば』のスープです。今回は鶏を極めたかったので、それ以外の素材は極力使わないようにしました。唯一、カエシにごく少量の『しょっつる(魚醤)』を用いていますが、風味付け程度の役割です」。

 スープをひと口すすれば、豊潤な滋味が鼻腔を優しくくすぐると共に、味蕾を心地良く刺激。飲み干し際にうま味が更に膨らみ、喉奥に甘美な余韻を残すのが、烏骨鶏ならではの特徴だ。

 吉宮店主は、地元の声にも真摯に耳を傾ける。「味を創り込む際、高田馬場の人気店『やまぐち』の味を参考にさせていただきました。それに地元のお客さんからのご意見を採り入れ、カエシの主張を少し強めています」。

 確かに、出汁が終始主導権を握る『やまぐち』の1杯とは異なり、出汁に溶け込んだ鶏エキスとカエシを構成する香り豊かな醤油とが真っ向からせめぎ合う、八王子ならではのチューニング(※)に仕上がっていた。

「これからも、八王子を代表する本格派鶏清湯ラーメンのひとつと評されるよう、日々邁進していきたいと思います」と、兜の尾を引き締める店主。丼を持ってスープを飲み干す際に聞こえたその言葉に、無上の頼もしさを感じた。

・・・・・・・

(※)八王子は、カエシのうま味濃厚な『八王子ラーメン』がご当地麺として供されるエリア。このため、(もちろん個人差はあるが)、カエシの味が明確なラーメンが好まれやすい傾向にある。

●SHOP INFO

鶏びあんSobaみやみや 外観

店名:鶏びあんSobaみやみや

住:東京都八王子市南町6-11
TEL:非公開
営:11:30〜15:00、17:00〜21:00
休:日曜、祝日

●著者プロフィール

田中一明

フリークを超越した「超・ラーメンフリーク」として、自他ともに認める存在。ラーメンの探求をライフワークとし、新店の開拓、知られざる良店の発掘から、地元に根付いた実力店の紹介に至るまで、ラーメンの魅力を、多面的な角度から紹介。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条から、年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。47都道府県のラーメン店を制覇し、現在は各市町村に根付く優良店を精力的に発掘中。

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