普通盛りで1kg以上! 函館三大食堂の一つ『なかみち食堂』でデカ盛りすぎる「円盤型オムライス」を食べてきた
2022年8月20日(土)10時50分 食楽web
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函館観光に来たら必ず訪れるであろう「五稜郭公園」。春は園内に咲き乱れる桜が名物で、歴史好きなら一度は訪れたい名所です。
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そんな五稜郭公園周辺には、ハンバーガーレストラン『ラッキーピエロ』や、塩ラーメンの人気店『あじさい』など、函館を代表とするグルメも目白押し。
そんな中で今回は、函館の胃袋自慢たちに愛されている大衆食堂『なかみち食堂』へご案内します。
旧き良き佇まいの『なかみち食堂』は、創業60年以上の歴史があります。『みなと食堂』、『たつみ食堂』と並び函館三大食堂と称され、デカ盛りの聖地として知られています。
近年の物価上昇に伴い全体的に値上げしたようですが、それでもお財布にやさしい価格帯。圧巻のボリュームを目の前にすれば、コストパフォーマンスの高さを実感することでしょう。
可愛いフォルムながら1kg以上の圧倒的なボリューム!
「オムライス」700円(税込)
さて『なかみち食堂』の名物といえば、からあげやカツカレーが筆頭に上がりますが、筆者が注文したのは「オムライス」。円盤型のフォルムが愛らしいのですが、ボリュームはまったく可愛くありません。1kgはゆうに超える量で、これが普通盛りというのが驚きです。全メニュー300円を追加すれば大盛りにできますが、一体どんな大きさになるのか、想像しただけで身震いしてしまいます。
待ちに待った最初の一口。デカ盛り店にありがちな大味をイメージするかもしれませんが、『なかみち食堂』はマスターの腕にも定評があります。この「オムライス」は、卵がふわふわ! 米の炒め具合も絶妙で、口に入れたときにふわっと解けていきます。
ご飯はケチャップライスというよりも、バターライスに近く、天面にのったケチャップ(オムライスの大きさで分かりにくいですが、ケチャップもたっぷり乗っています)と混ぜながら食べると良い塩梅になります。鶏肉やタマネギなどの具材も入っていて、食べ応えもバツグン!
半分食べたところで、普通のオムライスを平らげたくらい……
三分の一を食べたところで、福神漬けを投入。オムライスと福神漬けって合うのかしら?と思いましたが、これがお供としてなかなか相性が良いのです。ご飯がバター強めの味付けなので、福神漬けのさっぱりした味がバッチリ。この組み合わせ、イイ! 今度、家でも試そうと思います。
ちなみにこの時点で、胃の感覚としては一般的なオムライスを一皿食べたくらいになりましたが、どんどん進めていきましょう。
半分食べても全く冷めず、アツアツ!
順調に半分まで食べ進めましたが、この時点で胃袋の8割はオムライスでパンパン
さて、後半戦に差し掛かったところで気がついたのですが、このオムライス、まったく冷めないのです! 円盤型かつ卵でしっかり米を包んでいるので、ずーっとアツアツ。スプーンを入れたところからすーっと湯気が立ちます。ここからは量もさることながら、熱さとの戦いになり、汗が額ににじみ、頬に伝うのを感じながらの完食でした!
大満腹! ごちそうさまでした!
ちなみに同店では、複数人でのシェアは厳禁。子どもであっても一人、一人前を注文するのがルールですので、食べ切れる自信がない人は、注文の際にご飯少なめと伝えたり、テイクアウトでこのボリュームを体験してみたりするのも良さそうですね。全国のデカ盛りハンターのみなさんの来訪をお待ちしています。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●SHOP DATA
なかみち食堂
住:北海道函館市中道1-3-13
電:0138-51-1891
営:9時30分から16時30分
休:火曜