日本では考えられない! ビールを愛するチェコ共和国の強烈なビールカルチャー9選

2019年10月2日(水)12時0分 食楽web


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 スイーツや肉料理のイメージが強いチェコ共和国ですが、現地に潜入してみたら、見回すばかりのビールに溢れていました。

 今回は、チェコ国民とビールの関わりについてご紹介しましょう。日本人からしたら羨ましいものから、何じゃこりゃ! なものまで、チェコはびっくり仰天のビール文化で溢れている。

知っておいて損なし! チェコ共和国とビール文化〜初級編〜

 早速、チェコ共和国とビールについて紹介していく前に、まずは知っておきたい知識からご紹介しましょう。

チェコ流のビールの乾杯作法とは?

 地方によって差はあるようですが、基本の乾杯作法は、(1)相手の目を見て、目を離さずにジョッキをぶつける、(2)ジョッキを左右交互に傾けて2度ぶつける、(3)ジョッキをテーブルに「ドン」と置いたら、ビールを飲んでOK!

電車の中で生ビールを楽しめるスペースがある!

 プラハからオロモウツへと向かう列車の中を何気なく散策していると、バーカウンターと生ビールのタップがありました! スタッフに声をかければ、なんとピルスナーウルケルのジョッキ生を車内で楽しめてしまうんです。

自転車のように漕ぎながらビールを飲む店って?

 主に観光客向けではありますが、オロモウツの街にはビールを飲みながらみんなで漕いで街を爆走するアトラクション的な自転車ビアバーが登場します。街の歴史とともにガイドもしてくれます。ビールは飲み放題で1時間3000円程度。

ブルノの街では路上でジョッキを持って飲んでる?

 ブルノでは教会の広場周辺にいわゆるパブが軒を連ねており、ビールを購入してジョッキごと外に持ち出して飲んでもOK! ジョッキ盗まれたりしないの? と聞いてみたら、こんな重いの持っていくやついないよ、とのこと。

知っていると通ぶれる! チェコ共和国とビール文化〜上級編〜

 初級編はいかがだったでしょうか? ただし、チェコ共和国とビールの関係性はこんなものではありません。ここからはよりディープでユニークな文化を紹介していきましょう。

ビールの風呂って、何じゃそりゃー!

 プラハにある『Beer Spa』では、なんとビールとホップの粉末をお湯に混ぜて入るジャグジーが、肌をすべすべにしてくれると大人気。ちなみに施術を受けている間はビール飲み放題です。

プラスチックで出来たペットボトルのビールがある!

 基本的にチェコ人は家で飲むビールは瓶入りを選ぶそうですが、BBQやアウトドアに出かける時にはペットボトルのビールが便利! 瓶で買うよりも割安で軽いのも嬉しい。日本にもあればいいのに、と切に思います。

ブルノのバスステーションには生ビールの自販機がある?

 先に答えを言ってしまうと残念ながら今は無くなってしまっており、代わりにビールみたいな色のジュースが出てくるものになっていました。酔っ払いがこの場所にたむろしてドンチャンやってしまったのでしょうか……

えっ、バドワイザーってチェコが本家本元なの?

 チェコには元々ブドヴァイゼル(バドワイザーのチェコ語読み)というビールがあります。が、よく知られるバドワイザーは最初、あやかって名前を模倣しただけで実は関係がありません。つまり、元祖は「どちらかと言えばチェコ」といった感じでしょうか。

・・・・・・・

 というわけで、チェコ共和国民に、ビール文化がいかに深く根付いているのがおわかりいただけたでしょうか。今回ご紹介したのは、全体のごく一部。ぜひ現地でビール文化に触れてみてください。

(撮影◎鈴木拓也 文◎ボン島貫 ◎コーディネート◎麻生理子 協力◎チェコ政府観光局)

●DATA

チェコ共和国

https://czechrepublic.jp/

※当記事は『食楽』2019年秋号の記事を再構成したものです

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