角田裕毅やローソンより「チェコの方が上」 往年の世界王者がレッドブルの体制に私見 フェルスタッペンは「自分のルールを作ってしまう」

2025年5月9日(金)16時40分 ココカラネクスト

角田は扱い困難なマシンを与えられているとはいえ、結果を残さなければ先は開けてこない(C)Getty Images

 1970年代に2度のF1ドライバーズタイトルに輝いたエマーソン・フィティパルディ氏が、現在のレッドブルセカンドドライバーについて語ったコメントが伝えられている。

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 レッドブルは、現在、コンストラクターズランキングで、マクラーレン、メルセデスに次ぐ3位につけており、マックス・フェルスタッペンが1勝を挙げているものの、チームメイトの角田裕毅は日本GPからの4レースで、計6ポイントのみ。開幕から2レースを走ったリアム・ローソンもポイントには遠く及ばず、角田と入れ替わりでレーシングブルズへと移った。

 今季新たにシートに座ったローソン、角田がいずれも目立った成績が残せていないことで、フィッティパルディ氏がレッドブルで走る困難さについての持論を述べており、アルゼンチンメディア『Ámbito.com』の中で紹介されている。

 フィッティパルディ氏は、レッドブルチームの特徴は現世界王者中心のチームであるとして、「フェルスタッペンはクルマに対して自分のルールを作ってしまう。それだけ特別なドライバーなんだ。だからこそ、チームのセカンドドライバーにとってはより難しい」などと指摘する。

 さらに、昨年までレッドブルに所属していたセルジオ・ペレスの名前も挙げており、「今の状況を見ればわかるように、レッドブルはどのドライバーがフェルスタッペンに近づけるか試しているが、チェコの方が上だった」と振り返った。 

 ブラジル出身のフィッティパルディ氏は、「ラテンアメリカ人としての私の意見は、『チェコ』ペレスは私たちを代表する素晴らしいドライバーだったのに、レッドブルでは理解されなかった」と話すなど、成績不振で契約解除となったペレスを擁護するコメントを並べている。

 その上で、「それは今シーズンの現実が示している。今のフェルスタッペンのチームメイトたちは、私の見解ではチェコよりも劣っている。セルジオは都市型サーキットのモナコやバクーのような難コースで勝利しているし、非常に速い」などと主張。4季在籍したベテランのパフォーマンスを強調している。

 ペレスはレッドブルで5勝をマークするなど高い実績を残し、チームのタイトル獲得にも貢献した。当時とはチーム事情が大きく異なるとはいえ、現在シートに座る角田と比較する声は、やはり今後も上がり続けることになるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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