なぜ秋に食欲が増すの?

2022年10月8日(土)17時0分 ココカラネクスト

 日本には、春夏秋冬という四季があります。景色や気温の変化、ファッションやレジャーなど その季節ごとに色んな楽しみ方ができるのは嬉しいですよね。

その中でも、夏の暑さが和らぎ冬の一歩手前の この時期。秋は、過ごしやすさとともに食材も豊富で味わい深いひとときでしょう。

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◆ヒトは何故、食事を摂るのか?

動物である私たちは、行動を起こせるように生まれてすぐに食事(授乳)を始め、思考を高めていきます。

思考は、五感と脳の刺激から。行動は、脳との連動によっておきるもの。その脳を含め、筋肉や骨など身体のそれぞれは、食べた物でできているとも言われています。

◆食欲との関係

 いろいろな欲がある中で、自らの命を絶やさないためにも必要な食欲。

食物から栄養をもらったり消化を助ける繊維などを摂取したりながらデトックス(排出)をし、また食べる…

それを繰り返すことで、身体と心が形成されるんですね。

※逆に、余分な物(老廃物)を排出できずにいると、腸に負担がかかって働きが悪くなり、体内の善玉菌と悪玉菌の割合が変わって病気や不調に繋がる恐れもあります。

◆栄養はどこで保存されるの?

食べ物からいただく栄養は、血液にのって全身に届けられますが、ただグルグル巡ってデトックス…という訳ではありません。

例えば肝臓は、栄養の貯蔵庫とも言われるように、分解・合成機能とともに栄養の保管をしてくれています。そして、病気や怪我などで失ってしまった栄養分を必要な時に補ってくれる、とってもかしこい臓器なのです!

他にも、皮下脂肪(脂肪細胞)にも貯蔵する働きがあるので最低限の脂肪分は身体にとって必要なことがわかりますね。

◆食欲と皮下脂肪の関係

 脂肪の役割は…保温効果。外気温との微調整というこれまた賢い機能を持っているので、私たちは極端に冷えすぎたり熱くなりすぎたりしないようにできているんですね。

秋に食欲が増す、その意味は…栄養を蓄えるとともに必要な脂肪も増やして、寒さ対策をしているんですね。

野生で生きている動物は冬眠をし、春が来るまで狩猟をしないので、その間命を絶やさないための本能とも言えます。私たちヒトも、自然の摂理として捉えるとストレスにならないのかも知れませんね。

ただし。冬眠もしないし、食べ物も十分にある状況下では、適度な摂取と運動&排泄のリズムを作りましょう!

※脂肪細胞で貯蔵できるのは炭水化物(糖質)と油脂。これらを過剰に摂りすぎると肥満や体調不良を引き起こすこともあるので、要注意!!

[文:DIETA(麻布十番・さいたま新都心・目黒・立川) パーソナルトレーニング]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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