きっかけは「愛用していた財布の紛失」 吉本新喜劇・松浦真也コラボ「小さいふ」誕生の裏話があったかい

2023年10月24日(火)20時0分 Jタウンネット

革小物を製造・販売しているブランド「クアトロガッツ」が2023年10月19日、吉本新喜劇の座員・松浦真也さんとコラボした「吉本新喜劇 松浦真也コラボの小さいふ。ペケーニョ」と「めっちゃ小さいカバン」を発売した。

吉本新喜劇では、ギターを片手に持つ借金取りの役でお馴染みの松浦さん。「歌ネタ王決定戦」(MBS系、「すち子&真也」として初代王者)や「アメトーーク!」(テレビ朝日系)のギター芸人の回で知ったという人も多いだろう。

そんな彼と革製品のブランドは、どんな理由でコラボすることになったのか。公式サイトによると、松浦さんが財布を紛失したことがきっかけだったという。

こちらは、松浦さんが2022年11月16日、自身のツイッターアカウント(@matsushin718)で投稿したつぶやき。紛失していたお気に入りの財布が誰かに拾われ、手元に戻ってきたと報告するものだ。

これが、クアトロガッツの看板商品「小さいふ」だった。

偶然の出会いから縁を繋ぐ大阪企業

松浦さんの投稿は、「小さいふ」とコラボしている企業のおかみさん伝手にクアトロガッツの知るところに。公式アカウント(@quatro4gats)は財布が非常に使いこまれていることへの感謝と共に「松浦さんモデルの小さいふ創りたいなぁ〜」とリプライし、松浦さんからは「長年連れ添った猫ちゃんみたいにかわいいやつ」という小さいふへの愛と共に、自分モデルの製品が出たら絶対購入すると返答が。19日、Jタウンネット記者の取材に応じた運営会社「ガッツ」(大阪府茨木市)の広報担当・竹中遥香さんによると、クアトロガッツはDMでも感謝の気持ちを伝えたという。

財布の紛失をきっかけに、交流が生まれ——そして23年2月。クアトロガッツは松浦さんのためにデザインした特別な財布を本当につくり、プレゼントした。

様々な服装でギターをもつ松浦さんを、大きなギター(愛用のGibsonB-25)の周りに配置したデザイン。自社製品を愛用してくれているとはいえ、たった数か月でこんなに愛の詰まったオリジナル製品を作ってしまうなんて。クアトロガッツのフットワークの軽さの理由は何なのか。

広報・竹中さんの言葉に答えがあった。

「偶然の出会いをすごく大切にしています」(竹中さん)

同社では松浦さんとのもの以外にも、「偶然の出会い」から生まれた製品が複数ある。

手塚治虫作品とのコラボもその一つ。手塚治虫の長女・るみ子さんがあるイベントで同ブランドの商品を購入した際に、お礼のメッセージを送ったことがきっかけだった。毎日通っていたコンビニの店員が漫画家だったこともあるという。

出会いを重んじ、縁を繋いでいく。「人情の街」と呼ばれる大阪の"らしさ"が詰め込まれたエピソードかもしれない。

10月19日に発売された松浦真也さんとのコラボ商品「小さいふ。ペケーニョ」と今回のために新たに作られたスタイルの「めっちゃ小さいカバン」は共に1万2980円(税込)。ブランド公式サイトで購入可能。

Jタウンネット

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