モノに性的魅力を感じる対物性愛者の選択… 自由の女神、シャンデリア、ドラムセットとの熱愛

2022年11月25日(金)7時0分 tocana

画像は「Getty Images」より引用

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 世の中には人間や動物ではなく、物に対して愛情と性的魅力を感じる人々がいる。このような性的指向は対物性愛と呼ばれており、イギリスには“元カノ”が自由の女神、そして今はシャンデリアと結婚しようとしている女性がいる。米ニュースメディア「New York Post」(7月19日付)が報じている。


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■シャンデリアを愛する女


 アマンダ・リバティーさん(35)は対物性愛者であり、アンティークのシャンデリア「リュミエール」との結婚を予定している。リュミエールは91年前にドイツで作られた直径71センチほどのシャンデリアで、アマンダさんはオークションサイト「eBay」に売りに出されたリュミエールを偶然見つけ、恋に落ちたという。


「彼女に出会ってすぐ、私は彼女のことやその美しさについて考えることをやめられなくなりました。彼女はとても美しい形をしていて、本当に素晴らしいエネルギーを放っていると感じるのです」(アマンダさん)


 即座に落札を決めたアマンダは、それ以来リュミエールに夢中だ。アマンダさんはその愛の証に、腕にリュミエールの姿をかたどったタトゥーを入れている。人間とシャンデリアが正式に結婚することはもちろん不可能だが、アマンダさんは自らの愛は「正当」だと主張しており、友人を招いた盛大な結婚式を開きたいと考えている。


「式では、私がリュミエールのためにここにいること、そして永遠に続く愛を示したいと決めています」(アマンダさん)


 アマンダさんは“花嫁”リュミエールとの結婚のために、ペアリングやドレスの用意を始めているという。だが、望むような結婚式を開いてくれる会場を見つけられず、計画はなかなか進んでいないようだ。


■初恋はドラムセット


 2018年11月の英「Mirror」でのインタビューによると、アマンダさんの恋愛遍歴は14歳の時、ドラムセットに恋したことに始まったという。自分が物体に対して人間相手のような愛情や性的魅力を感じると知った彼女は、以降、物との交際を続けている。


 米ニューヨークの自由の女神像もまた、そんな彼女の元パートナーである。アマンダさんは自由の女神に強い愛情を持ち、自分の名字を自由の女神(Statue of Liberty)にちなんでリバティと変えた。


 しかし、英国在住のアマンダさんと自由の女神はいわば“遠距離恋愛”。その困難は対物性愛でも変わらないようで、アマンダさんはリュミエールと恋に落ち、自由の女神との関係に終止符を打った。それでも“元カノ”とは良い友人関係にあるといい、アマンダさんはリュミエールを連れてニューヨークまで会いに行く計画も立てているそうだ。


 なお、アマンダさんの家にはリュミエールの他にも30個ほどのシャンデリアがある。そのうちの一つである小ぶりな「ジュエル」もアマンダさんのお気に入りで、彼女が一緒に眠るのはリュミエールではなくジュエルの方だ。アマンダさんによると「シャンデリアたちは嫉妬しない」といい、やはり特別なのはリュミエールだと強調する。


「私はリュミエールを愛し、残りの人生を彼女と過ごしたいのです」(アマンダさん)


 普通の感覚からすると理解しがたい対物性愛であるが、アマンダさんは真剣にシャンデリアへの愛を貫いている。彼女たちに幸あれ。

tocana

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