2023年度私立大学初年度納付金、平均147万7,339円
2023年12月27日(水)13時45分 リセマム
同調査は、日本私立学校振興・共済事業団のデータから文部科学省がデータ提供を受け、私立大学などの昼間部における初年度学生納付金についてまとめたもの。集計学校数は、私立大学600大学、私立短期大学269大学、私立高等専門学校4校。平均額の算定には、2023年度入学定員を用いて加重平均している。なお、初年度学生納付金は、授業料・入学料・施設設備費のほか、実験実習料やそのほかの費用を含む総計となる。
2023年度の初年度学生納付金の合計平均額は、私立大学(学部)が前回調査(2021年度)比0.4%減の147万7,339円。内訳は、授業料95万9,205円(前回調査比3.0%増)、入学料24万803円(同2.1%減)、施設設備費16万5,271円(同8.3%減)など。学部系統別の初年度学生納付金は、文科系が127万5,749円(同0.3%増)、理科系が1,60万8,576円(同4.8%減)、医歯系が6,28万5,110円(同3.2%減)など。
私立短期大学は、授業料72万9,069円、入学料23万7,122円、施設設備費16万3,836円などで、初年度学生納付金は127万1,988円(前回調査比0.1%減)。私立高等専門学校は授業料78万1,365円、入学料24万5,176円、施設設備費10万2,824円などで、初年度学生納付金は128万565円(同8.3%増)だった。
私立大学と私立短期大学では初年度学生納付金の合計平均額が前回2021年度調査よりいずれも減少。私立高等専門学校では、2020年度に前年度比5.6%減と大幅に減少後、2021年度はその水準を維持していたが、2023年度は前回調査比8.3%増と大きく増加に転じた。
文部科学省のWebサイトでは、私立大学大学院の調査結果や過去の調査結果、授業料の推移などの参考資料もあわせて掲載している。