ニラと間違えスイセンを食べて死亡 消費者庁が有毒植物の誤食に注意呼びかけ

2016年6月1日(水)17時20分 BIGLOBEニュース編集部

ニラと間違えスイセンを食べて死亡 消費者庁が有毒植物の誤食に注意呼びかけ

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有毒植物であるスイセンをニラと間違えて食べた北海道の60代男性が、5月31日に死亡した。この事案を受け消費者庁や厚生労働省は、有毒植物による食中毒に注意を呼びかけている。


死亡した男性は、5月29日16時ごろに自宅敷地内に生えていたスイセンを食べ、18時50分ごろから下痢や嘔吐の食中毒様症状が現れた。30日10時40分ごろに医療機関に搬送されたが、31日に容態が悪化し死亡している。北海道が統計を取り始めて以降、スイセンの誤食で死者が出たのは初めてだという。


消費者庁によると、家庭菜園や山菜取りを通じて有毒植物を食べたことにより、2015年には42名が食中毒となり、このうち4名が死亡。過去10年間で最多の死亡者数となっている。患者数が多い植物と似ている植物には、スイセンとニラのほか、バイケイソウとオオバギボウシ、チョウセンアサガオとゴボウ・オクラなどが挙げられている。死亡者数が多い植物と似ていてる植物としては、トリカブトとニリンソウ、イヌサフランとギョウジャニンニク、グロリオサとヤマノイモなどとなっている。


消費者庁は、「食用の植物を植える」、「食用植物は鑑賞用植物と区分けして植える」、「食べられるか自信がないものは食べない」、「野草を食べる際にも十分に注意する」ことが重要だと注意を促している。


消費者庁が有毒植物の誤食に注意呼びかけ


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