宇宙を飛行中の「はやぶさ2」が復旧…3月に異常検知、停止した装置の「再起動」で立て直し
2025年5月27日(火)20時28分 読売新聞
小惑星探査機「はやぶさ2」のイメージ=JAXA提供
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、異常を検知して機体の運用を制限していた小惑星探査機「はやぶさ2」が復旧したと発表した。
はやぶさ2は異常を検知した3月、最小限の機能に絞って安全を保つ「セーフホールドモード」に移行した。その後、姿勢制御に使う「リアクションホイール」と呼ばれる装置4台のうち1台が停止していたことが判明。装置を再起動して、正常に動くことを確認後、姿勢を立て直したという。
小惑星リュウグウの探査を終えたはやぶさ2は現在、別の小惑星に向けて宇宙を飛行している。