奥能登で刑法犯認知7割増、窃盗が倍増…石川県警「地震に便乗した犯罪や人の出入りが増えた影響」
2025年2月10日(月)19時46分 読売新聞
石川県警察本部
能登半島地震で被災した石川県の奥能登4市町で、昨年1年間の刑法犯認知件数が、前年より7割増えて229件(前年比98件増)となったことが県警のまとめでわかった。県警は「地震に便乗した犯罪に加え、人の出入りが増えた影響と考えられる」としている。
市町別では、珠洲市が80件(56件増)、輪島市が89件(21件増)、能登町が39件(12件増)、穴水町が21件(9件増)。窃盗は全体の8割近い178件(94件増)で前年より倍増した。このうち空き家などを狙った「侵入窃盗」は105件(83件増)に上った。
被災直後の被害が多く、1月が40件(37件増)、2月が32件(26件増)だった。