ホステスとの愛人関係を「500万円の手切れ金」で解消⇒ 彼女の母親にも「肉体関係」を迫ったことも…性欲に溺れた政治家・山崎拓(88)の失敗
2025年4月20日(日)18時0分 文春オンライン
〈 「月30万円でどうだ?」愛人スキャンダルで総理大臣を“たった69日”でやめた世界でも珍しい「政治家の正体」 〉から続く
1990年代の自民党を牽引するメンバーの一人として活躍した、元政治家の山崎拓氏。将来を嘱望されながらも、「ある事件」がきっかけで地元・福岡の有権者たちは離れてしまう。彼の政治家としての信頼を一瞬で消し去った不祥事とは…。報道カメラマンとして活躍する橋本昇氏の新刊『 追想の現場 』(鉄人社/高木瑞穂編)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 最初 から読む)

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女性スキャンダルで失墜した“エロ拓”
YKKと呼ばれた3人の政治家がいた。山崎拓氏、小泉純一郎氏、加藤紘一氏。そのなかで女性スキャンダルで政界を引退したのが、“ヤマ拓”こと山崎拓・元自民党副総裁だった。しくじり政治家である。
ヤマ拓には10年におよぶクラブホステスの愛人がいた。ところが彼は愛人女性に飽きたのか、500万円の手切れ金で愛人関係を解消した。彼の女性好きは政界でも知られていたがそれまで表に出ることはなかった。
しかし、その愛人のA子さんによる告発で一気に“エロ拓”と呼ばれるようになるのだ。A子さんもまた実名を晒し、2002年、日本外国特派員協会で記者会見を行った。彼女はヤマ拓との関係を詳細にメモしていた。
話の内容はとても文章には書けない内容だが、記者会見によると、彼女は2度の中絶、さらにヤマ拓は彼女の母親にまで関係を迫ったというのだから、呆れて言葉が見つからない。
2003年、時の総理大臣・小泉純一郎は、盟友のヤマ拓を庇い自民党副総裁に据えた。しかし、ヤマ拓先生はその年の選挙で落選した。地元福岡の有権者は考えたのだ。
(橋本 昇,高木 瑞穂/Webオリジナル(外部転載))
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