「さすがに見過ごせない」池袋暴走事故遺族の松永さん 誹謗中傷に釘…事故から6年も続く“誤情報拡散”

2025年4月21日(月)15時10分 女性自身

’19年4月19日、東京・池袋で当時87歳のドライバーが運転する車が暴走して、松永真菜さん(当時31)と長女の莉子ちゃん(当時3)がはねられて死亡したほか、9人が重軽傷を負った事件。


事故から6年が経つなか、被害者遺族である松永拓也さんには、今も誤った前提による誹謗中傷が寄せられている。


4月18日、Xで《明日は妻と娘の命日です。事故から6年の月日が経とうとしています》と切り出した松永さん。《いつも、桜が咲く頃から悲しみが込み上げてきます。止めようとしても溢れてくる。それでも、命日が終わったら、出来る限り前を向いて生きていきたいと思います》と複雑な思いを綴り、《できる限り穏やかな心で、ふたりの命日を迎える準備をしています。そして、ふたりが愛してくれた自分らしく歩んでいきたいと思います》と決意を明かした。


すると20日、この投稿に対してあるXアカウントが「あなたはもっとひどい自動車事故で亡くなった遺族を冒とくしている」「上級国民などの言葉を注目されたいがために使っている。もっとひどい自動車事故を伝えることなく自分の講演で利益を上げるために。このようにして、注目されてお金を得ようとしているのでは。もっとひどい自動車事故もたくさんあるので自分の事故のことだけでなく違う事故、情報をきちんと発信してほしい」と投稿した(現在は削除済み)。


この憶測に対し、松永さんは《さすがに見過ごせない。批判するのはあなたの自由ですが、誤った情報を拡散することは許しません。正誤を見極める力を身につけたらいかがでしょうか》と釘を刺し、こう反論した。


《・私自身が上級国民という言葉を使い世論を煽ったこと一度でもあるなら示してください。


・私は講演で自身のお金を稼いだことはありません。会社員として給与をいただいています。仮に講演の収入を得ているご遺族がいたとしても、あなたにどうこう言われる筋合いはない。


・講演が有料だとあなたは言っていますが、どの講演も参加者は参加無料です。


・他の自動車事故に触れる事もあります。つい最近も触れています。それに、全部の事故に言及しなければいけないという勝手な押し付けはやめていただきたい。普遍的な事故の苦しみを伝え啓蒙活動をしているつもりです。あなたのように一個一個の事故を比べる事こそ、それぞれの事故被害者や遺族を愚弄している事に気づいてください》


75歳以上の高齢者による交通死亡事故が増加傾向にあるなか、松永さんは交通事故の再発防止を目的とした啓発活動を続けている。松永さんの反論には《兄を交通事故で亡くしました。悔しいです。交通事故が減るように活動して下さりありがとうございます》《これからも負けずに頑張って発信し続けてください》と活動へのエールが相次いだ。

女性自身

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