福島第一原発事故で避難や釣り客減、東電に賠償130万円追加支払い命令…東京地裁
2025年4月23日(水)18時58分 読売新聞
東京電力HD
2011年に起きた東京電力福島第一原発事故による風評被害などで損害を受けたとして、福島県いわき市の釣具店主が東京電力ホールディングスに損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(島崎邦彦裁判長)は23日、同社に約130万円の賠償を命じる判決を言い渡した。
判決によると、店主は事故の影響で避難を強いられて店の営業ができなかったほか、風評被害で客が減るなどして売り上げが減少。東電は営業損害に対する賠償金として店主に約3900万円を支払ったが、判決は、店主が被った損害は約4030万円に上ると認定し、差額の支払いを命じた。