備蓄米を食べ比べた江藤農相「どれもうまい、差が分からない」…専門家はこまめな購入をオススメ

2025年4月24日(木)20時33分 読売新聞

備蓄米を試食する江藤農相(右)(24日、東京都千代田区で)

 農林水産省は24日、政府備蓄米の試食会を開き、江藤農相らが2022〜24年産の備蓄米を味わった。江藤氏は「どれもうまい。差が分からない」と述べ、長期保管されていた備蓄米の味や香りに大きな違いがないことをアピールした。

 用意されたのは茨城県産の「にじのきらめき」。研ぎ方などは同じ条件で炊いたもので、一口大のおにぎりで提供された。

 政府は3月から備蓄米を順次放出し、一部は店頭に出回り始めている。7月頃まで毎月放出する方針で、今後は22年産などの古米が中心になるとみられる。

 コメに関する専門的な知識を持つ「五ツ星お米マイスター」の西島豊造さんによると、備蓄米は玄米の状態で低温で保管され、「精米したてなら味の違いはわからない」と語る。

 ただ、年数を経たコメは精米後の劣化が早く、水分が抜けてパサパサになったり、酸っぱいにおいがしたりする場合がある。開封後は小分けにして冷蔵庫で保管すれば1か月半ほどはおいしく食べられるため、西島さんは1か月程度の量をこまめに購入することを勧めている。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「備蓄米」をもっと詳しく

「備蓄米」のニュース

「備蓄米」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ