マニラ連続保険金殺人の松本和弘死刑囚が死亡…70歳、肺炎など治療で愛知県内の病院に入院
2025年5月2日(金)17時8分 読売新聞
松本和弘死刑囚(1996年11月13日撮影)
法務省は2日、フィリピン・マニラで男性2人を保険金目的で殺害するなどし、殺人罪などで死刑が確定した松本和弘死刑囚(70)が老衰のため死亡したと発表した。松本死刑囚は名古屋拘置所に収容されていたが、肺炎などの治療のために愛知県内の病院に入院しており、1日夜に死亡が確認されたという。
確定判決によると、松本死刑囚は1994〜95年、双子の兄の昭弘元死刑囚(2016年に病死)らと共謀し、知人男性2人を保険金目当てに殺害するなどした。最高裁が07年に松本死刑囚の上告を棄却し、死刑が確定していた。松本死刑囚の死亡で、収容中の確定死刑囚は106人となった。