梅雨入り早々の激しい雨 明日は東日本、北日本に拡大
2021年5月15日(土)16時0分 ウェザーニュース
2021/05/15 15:51 ウェザーニュース
今日15日(土)、九州北部、四国、中国の梅雨入りが発表されました。九州各地では早々に激しい雨となり、明日にかけてはさらに雨の範囲が広がる見込みです。
九州では雷を伴った激しい雨
梅雨前線は西日本をゆっくり北上しており、午後になって中国や四国でも雨が降り出してきました。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、九州を中心に局地的に雨雲が発達して雨が強まっています。
15時30分までの1時間の雨量は鹿児島県薩摩川内市で38.0mm、鹿児島県霧島市・溝辺で19.5mm、宮崎県日南市・油津で22.0mmを観測。24時間雨量は熊本県芦北町・田浦で141.5mmに達しました。
明日は激しい雨のエリアが拡大
16日(日)9時の予想天気図
明日16日(日)は梅雨前線が日本海まで北上し、低気圧が東に進みます。このため、前線に近い日本海側で雨が降りやすく、低気圧が近づく夕方から夜は山陰から北陸、東北にかけての広い範囲で雨になる見込みです。
また、前線から少し離れる九州でも湿った空気が流れ込む影響で大気の状態は不安定です。局地的に雨雲の発達しやすい状況が続きます。今日よりも広い範囲で1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。
九州から北陸にかけての地域を中心に、局地的な激しい雨による道路冠水や中小河川の増水、落雷、突風などに警戒が必要です。
梅雨前線に伴う激しい雨は、17日(月)にかけても続く見込みです。