台風2号 マリアナ諸島を北上中 今後は猛烈な勢力まで発達か

2023年5月23日(火)7時40分 ウェザーニュース

2023/05/23 08:06 ウェザーニュース

5月23日(火)6時現在、台風2号(マーワー)は発達しながらマリアナ諸島を北に進んでいます。
24日(水)頃には非常に強い勢力に、週後半には猛烈な勢力となり、次第に進路を西寄りに変える予想となっています。
▼台風2号 5月23日(火)6時現在
 中心位置   マリアナ諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北 10 km/h
 中心気圧   960 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s

非常に強い勢力でグアムを直撃か

台風2号は、24日(水)頃には非常に強い勢力となる予想です。グアム島を直撃するおそれがあり、グアムの気象当局は台風警報を発表して、暴風雨や高潮に備えた避難など注意を呼びかけています。
その後は西寄りに進路を変える予想で、海面水温の高い所を通過するためさらに発達するおそれがあります。週後半には中心付近の最大風速が55m/sに達する予想です。
週末以降の進路は現時点では不確実で、高気圧の縁に沿って北西に移動したのち、西もしくは北東へ移動することが示唆されています。進路によっては沖縄など日本国内に影響を及ぼす可能性もあり、注意が必要です。

世界の気象機関の予測

参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果

この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、グアム付近まで北上した後、西寄りに進路を変えてフィリピンから沖縄の南に進む傾向で揃っています。その後は進路のばらつきが大きくなり、日本列島に影響するかは現時点でははっきりしません。
日が近づくにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。

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