高学歴はなにが得で、低学歴はなにが損なのか。学歴社会から考える社会の構造

2025年5月29日(木)6時35分 ダイヤモンドオンライン

高学歴はなにが得で、低学歴はなにが損なのか。学歴社会から考える社会の構造

「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売されました。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。

Photo: Adobe Stock

学歴の損得はどこに出る?

——日本は学歴社会です。高学歴はどんなところで得をして、どんなところで損をするのでしょうか。

びーやま氏(以下:びーやま):僕は社会に出るときのスタートラインの差は学歴で決まると思っています。

 高学歴な人であれば、なるべく人よりも有利なポジションでスタートできて、低学歴だと人よりもうしろからのスタートになる、そんなイメージです。

 ただ、ここで重要なのがそれはあくまでスタートだけの差ということです。日本は学歴社会ではありますが、実力社会でもあります。そのため、スタート位置やゴールまでの道筋が違ったとしても成功することはできます。

 なので、決定的なものとは言わずとも、多少の有利不利はあると僕は考えています。

——両者にはスタート位置の違いがあるというのはわかりました。「その後の逆転もあり得る」という点についてもう少し詳しくお聞かせください。

びーやま:社会に出てからの実績、資格など、学歴を突破する方法は社会に出てからいくらでもあるということです。

 そういった目にみえる実績さえつくればまだまだ評価されるのが今の世の中ですから、学歴がないからといって諦める必要は全くありません。

 ただ、学歴を手にいれるチャンスがまだ残されている受験生に知っておいてほしいのは、そういった実績も資格も高学歴であるほうが手に入れやすいということです。

 仕事での実績をつくるためのチャンスは優秀な人から順番にまわってきます。若いうちは当然高学歴な人からその順番がきますから、そこにも必ず差は生まれます。

 資格については、誰でも受けることができますし、点数さえ取れればいいわけですが、それこそ勉強ができる高学歴な人の得意分野です。

 なので、逆転は全然可能ですが、高学歴を目指せるうちは全力で目指しておいたほうがいいというのが僕の考えです。


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