台風7号 日本海を北上中 中心から離れた関東でも強風
2018年7月4日(水)13時30分 ウェザーニュース
2018/07/04 13:33 ウェザーニュース
7月4日(水)12時現在、台風7号は日本海を時速45kmとやや速度を上げながら北東へ進んでいます。
▼台風7号 7月4日(水) 12時現在
存在地域 輪島市の西北西約310km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北東 45 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
台風から離れた東京湾周辺でも強風に
台風の南東側を中心に広い範囲で強い風が吹いています。この時間は南寄りの風が吹き抜けやすい、紀伊水道周辺や東京湾周辺でも風が強まっていて、和歌山県友ヶ島では11時32分に24.2m/s、大阪府関空島で11時47分に23.1m/s、千葉市でも12時46分に21.2m/sと、20m/sを超える最大瞬間風速を観測しました。
四国〜東海で局地的に激しい雨に
この時間は四国〜近畿、東海にかけて台風からのびる雨雲がかかっていて、局地的に発達しています。
高知県大栃では12時10分までの1時間に29.5mm、岐阜県の御母衣では11時50分までの1時間に26.5mmを観測するなど、台風から離れているところでも、強い雨を降らせています。
このあとも局地的に雨が強く降ることがあるので、河川の増水や浸水、道路の冠水などに注意してください。
土砂災害に警戒を
また、高知県では、降りはじめ(先月28日)からの雨量が800mmを超えているところもあります。災害がいつ発生してもおかしくない大雨となっています。
土砂災害の危険性が非常に高まっているので、十分に警戒をしてください。
今週はさらに大雨に 災害に厳重警戒
台風は、このあとも北東へ進み、温帯低気圧に変わる見込みですが、明日5日(木)には、北日本に接近する見込みです。北日本では大雨となるおそれがありますので、引き続き最新情報に注意してください。
また、台風が去った後の西日本や東日本では、湿った空気の影響や、再び活発になる梅雨前線の影響で、強い雨が長い期間降り続き、太平洋側を中心に災害級の大雨となるおそれがあります。
今のうちに非常持ち出し袋の中身の追加や、避難場所の確認をして、最新情報の入手を心がけてください。