台風5号は大型で非常に強い勢力に　沖縄では週後半にかけて波や風に注意

2023/07/24 16:48 ウェザーニュース

7月24日(月)15時現在、台風5号（トクスリ）はフィリピンの東で発達し、大型で非常に強い台風になりました。強風域の半径は500kmで、中心付近の最大風速は45m/sとなっています。週後半には台湾方面に進む予想で、沖縄では明日25日(火)から風や波の影響が大きくなっていく見込みです。
▼台風5号　7月24日(月) 15時
　中心位置　　　フィリピンの東
　大きさ階級　　大型
　強さ階級　　　非常に強い
　移動　　　　　北西　10 km/h
　中心気圧　　　950 hPa
　最大風速　　　45 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　60 m/s

先島諸島近海は大しけに

26日(水)15時の波浪予想

台風は海面水温が高く、発達に適した風の条件の海域を進んでおり、発達を続けています。明日25日(火)〜26日(水)にかけて勢力のピークを迎える見通しで、ピーク時の中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sに達する予想です。
沖縄には、27日(木)頃に最も近づく見通しになっています。先島諸島近海は大しけとなるおそれがあり、うねりも加わって波が非常に高くなるため、海には決して近づかないでください。
暴風域に入る確率はかなり低くなっていますが、風の強まりにも注意が必要です。波や風の影響は台風接近前の明日から出始め、28日(金)頃まで続く見通しになっています。今日のうちに飛ばされやすいものは屋内へ片付けるなど、早めに備えを行ってください。
また、台風周辺の非常に暖かく湿った空気の影響で、強い雨や大雨となるおそれがあります。こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

台風の暴風域に入る確率

120時間以内に台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。
　沖縄県
　　与那国島地方　1 %

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風5号の名前「トクスリ（Doksuri）」は韓国が提案した名称で、わし（鷲）を意味する語からとられています。

参考資料など

・気象衛星可視画像：NICT-情報通信研究機構