台風6号 東海地方を通過中 近畿から関東の広域で強い雨に

2019年7月27日(土)11時15分 ウェザーニュース


2019/07/27 11:06 ウェザーニュース

27日(土)朝、三重県南部に上陸した台風6号は9時現在、三重県津市付近を時速20kmで北北東に進んでいます。
中心気圧は1000hPaで、関東や東海、近畿が風速15m/s以上の強風域に入っています。

▼台風6号 7月27日(土)9時
 存在地域   津市付近
 移動     北北東 20 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s
 最大瞬間風速 25 m/s
今後は勢力を弱めながらやや東寄りに進路を変え、熱帯低気圧に変わって今夜21時に山梨県甲府市付近、明日28日(日)には関東北部を通過して福島県いわき市付近に進む見込みです。

台風の中心付近では激しい雨風に注意

台風の中心の南西側に活発な雨雲が広がり、和歌山県や奈良県を中心とした近畿地方で雨が強まっています。
9時までの1時間に和歌山で46.5mmを観測。昼頃にかけては同じようなエリアで1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨のおそれがあります。
昼過ぎになると活発な雲の一部が京阪神や名古屋周辺に移動し、雨が強まりそうです。道路冠水や中小河川の急な増水、土砂災害などに警戒が必要です。

午後は東海・関東で局地的な強雨

雨雲の予想 27日(土)15時

また、台風の東側を吹く南よりの風が湿った空気を送り込んで、東海から関東にかけての広い範囲で局地的に雨が強まっています。
一部、活発な雨雲が線状になって進んでくるため、非常に狭い範囲で雨が集中する可能性があります。日差しが出ていても油断が出来ず、特に昼過ぎまでは短時間の激しい雨による道路冠水にご注意ください。
また、波も高く海は荒れた状態となりますので、海のレジャーは控えてください。

熱帯低気圧に変わるも油断できず

雨雲の予想 27日(土)21時

夕方以降は台風本体の雨雲が通過するため、東海や甲信地方の広い範囲で雨が強まってきます。
夜には関東北部や東北にも活発な雨雲が広がりそうです。台風の動きが遅い分、強い雨が長時間続くこともありますので、十分な注意が必要です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風6号のナーリー(Nari)は、韓国が提案した名称で、「百合の花」という意味です。


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