台風12号の影響で29(日)フェーン発生か 北陸で40℃近い猛暑予想

2018年7月28日(土)21時45分 ウェザーニュース


2018/07/28 21:48 ウェザーニュース

29日(日)は台風12号が西日本を西寄りに進み、台風の東側に入る中部地方では強い南風が吹きます。北陸には台風直撃はありませんでしたが、この強い南風により、体温を超える猛暑となります。この原因は「フェーン現象」です。

フェーン現象とは

フェーン現象とは、気流が山脈を越える際に、湿度が低下して乾燥した高温の空気となり、山脈の反対側のふもとで乾燥した高温をもたらす現象です。29日(日)は、台風の東側の湿った強い南風が中部地方の山を越えるため、山の風下側の北陸で乾燥した高温となります。

北陸では体温超えの猛暑に警戒を

29日(日)の北陸ではフェーン現象で気温が上昇し、金沢や富山で体温を大きく超える38℃、新潟で36℃まで上がる予想です。場所によっては40℃に迫るような気温となる可能性もあり、健康な人でも熱中症のリスクが高い状況になります。こまめに水分・塩分を補給して、熱中症に注意してください。また、強風と乾燥で火災が広がりやすい条件が揃いますので、火の元にも十分な注意が必要です。
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