大型の台風6号、31日(月)~8月1日(火)にかけて沖縄に最も近づく 接近前から強風や高波に注意
2023年7月30日(日)7時26分 ウェザーニュース
2023/07/30 07:14 ウェザーニュース
7月30日(日)6時現在、大型の台風6号(カーヌン)は、フィリピンの東を北寄りに進んでいます。北上しながら勢力を強め、31日(月)〜8月1日(火)は強い勢力で沖縄に最も近づく見込みです。大型の台風のため、中心の接近前から影響が出ますので、早めに警戒をしてください。
▼台風6号 7月30日(日)6時現在
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 北北西 15 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 25 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
沖縄本島は暴風域に入る可能性が高い
31日(月)6時の時点では中心付近の最大風速が35m/sに達し、強い勢力になる予想です。
大型台風であるため風の強い領域が広く、台風の中心がまだ離れていても沖縄本島では平均で20m/s前後の強風が吹くとみられます。波も高くなりますので、備えは早めに進めるようにしてください。
台風が沖縄や奄美に最も近づくのは7月31日(月)夜〜8月1日(火)朝になる見込みです。南大東島では今夜から雨や風が強まり始めます。沖縄本島にかなり近づくとみられ、大荒れの天気となる可能性が高くなっています。台風の暴風域に入るタイミングもありますので、大雨や暴風、高波に厳重な警戒が必要です。
関東から九州でも海のレジャーは注意
台風の北上に伴い、来週は関東から九州の太平洋側でも波が高くなる心配があります。海水浴など海のレジャーを予定している方は、最新の情報を随時確認し、海水浴場の指示に従って安全に楽しむようにしてください。
また、台風周辺の湿った空気の影響で、西日本の太平洋側では強い雨の降る所がある見込みです。
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
奄美地方 71 %
沖縄本島地方 95 %
本島北部・中南部 95 %
慶良間・粟国諸島 95 %
久米島 93 %
大東島地方 30 %
宮古島地方 46 %
八重山地方 25 %
石垣島地方 25 %
与那国島地方 13 %
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風6号の名前「カーヌン(Khanun)」はタイが提案した名称で、タイの果物の名前(パラミツ、ジャックフルーツ)からとられています。