台風10号 猛烈な勢力へ 日曜から月曜に直撃か 甚大な被害の恐れ

2020年9月3日(木)12時16分 tenki.jp

台風10号は、今後、猛烈な勢力に。特別警報級の勢力で5日(土)は沖縄に、6日(日)から7日(月)は奄美地方から九州に接近、または上陸の恐れがあります。記録的な暴風や大雨、高潮、高波に警戒が必要です。

台風10号 特別警報級の勢力で接近、上陸の恐れ

強い台風10号は日本の南を発達しながら北上しています。5日(土)には猛烈な勢力となり、6日(日)には奄美群島近海で発達のピークを迎える予想です。中心気圧は915ヘクトパスカル、最大瞬間風速は80メートルもの風が吹く見込みです。その後も勢力をほとんど落とさずに九州に接近または上陸の恐れがあります。
特別警報級(中心気圧930ヘクトパスカル以下、最大風速50メートル以上)の勢力で奄美地方から九州に接近、または上陸する恐れがあり、甚大な影響がでる恐れがあります。

各地の警戒点

【沖縄】5日(土)から6日(日)にかけて台風が接近する予想です。大東島地方を中心に風が強まり、暴風となる見込です。活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れもあります。海上は大しけとなりますので、海岸付近には近づかないで下さい。
【奄美・九州・四国】6日(日)から7日(月)にかけて広い範囲で暴風となるでしょう。これまであまり経験のないような記録的な暴風となる恐れがあります。また、台風本体の活発な雨雲がかかり、大雨となるでしょう。高潮となる恐れもあります。暴風や大雨、高潮、高波に厳重な警戒が必要です。
【近畿〜関東甲信】比較的、台風が離れて通る予想ですが、油断はできません。7日(月)頃は台風周辺の暖かく湿った空気が入り、所々で雨雲が発達するでしょう。局地的な大雨に注意が必要です。海上ではうねりを伴った高波に警戒して下さい。
【東北・北海道】日差しが降り注ぎ、厳しい残暑の日が多いでしょう。本格的な秋の訪れはまだ先となりそうです。

早めの台風対策を

①ハザードマップや避難経路の確認、②非常用持ち出し袋の確認、停電への備え、③物干し竿や植木鉢など飛ばされやすい物はしまう、④不要不急の外出を避けるために、食料や飲料の買い出しなど、早めに台風への備えをなさって下さい。接近前にスマートフォンなどの充電をしておくことも大切です。最新の台風情報、自治体から出される避難情報をチェックするようにして下さい。

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