猛烈な台風22号 フィリピンに接近中

2018年9月14日(金)15時36分 tenki.jp

フィリピンに近づいている大型で猛烈な台風22号は、あす15日にルソン島に接近・上陸する予想です。フィリピンでは2013年、台風30号の接近・上陸で、暴風ばかりでなく高潮による災害がでています。

大型で猛烈な台風22号 正午現在の状況

台風22号は、きょう14日正午現在、フィリピンの東を西進しています。中心の気圧は905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートルで猛烈な勢力、風速15メートル以上の強風域は半径500キロメートル以上で大型です。

2013年台風30号 暴風・高潮による甚大な被害

2013年の台風30号は、最盛期には中心気圧895ヘクトパスカルまで下がり、その後11月8日午前、フィリピン中部に上陸しました。接近・上陸した台風としては史上稀にみる猛烈な台風で、暴風や高潮の被害が発生し、死者は6000人を超えました。国土交通省の現地調査によると、甚大な被害を受けたサンペデロ湾周辺は、暴風と高波による被害が大部分で、高波は沿岸部で5メートルから6メートルに達し、津波のように沿岸部を襲ったと考えられるとのことです。地元では高潮を示す言葉がなく、テレビ等で使用された「ストームサージ」の意味が的確に伝わらずに避難しなかった事例も多く発生したようです。

フィリピンへ接近・上陸へ

今回の台風22号は2013年の30号より北を進んでおり、あす15日にルソン島に接近・上陸する予想です。勢力を維持しながら接近する見込みで、少なくとも15日の0時でも中心気圧は905ヘクトパスカルの予想です。15日正午で中心気圧が945ヘクトパスカル、15日午後に南シナ海に抜ける予想です。

先島諸島 うねりを伴った高波に警戒を

大型で猛烈な台風22号の影響で沖縄地方の沿岸の海域は、うねりを伴い、きょう14日はしけるでしょう。先島諸島ではあす15日は大しけとなる見込みです。高波に警戒して下さい。予想される波の高さは、14日は、八重山地方は5メートル、沖縄本島地方、大東島地方、宮古島地方は4メートルです。15日は、八重山地方、宮古島地方は6メートル、沖縄本島地方、大東島地方は4メートルです。

tenki.jp

「台風」をもっと詳しく

「台風」のニュース

「台風」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ