北海道の1か月予報 ゆっくりとだが確実に季節は進む

2023年10月5日(木)17時50分 tenki.jp

向こう1か月は、降水量と日照時間はほぼ平年並みで、日本海側では曇りや雨の日が多いでしょう。引き続き気温は平年より高めとなりますが、上空の寒気が強まると、山や峠などで雪の交じることが増えてきそうです。峠越えの際はそろそろ急な雪に対応できるよう、準備が必要です。

1週目(10月7日〜10月13日) 数日ごとに天気が変わる

今日(5日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
明日(6日)にかけては、道内は大荒れの天気となるでしょう。後志地方を中心に大雨となり、風も日本海側や太平洋側西部を中心に非常に強く吹き、暴風となる恐れがあります。最新の気象情報や交通情報を確認するようにして下さい。停電などへの備えもしておくとよさそうです。
7日土曜日は、上空の寒気が強まるでしょう。明日に比べると風などは弱まりますが、引き続き日本海側やオホーツク海側を中心に雨が降ったりやんだりとなりそうです。外出の際は傘が必要です。4日は旭岳で平年より9日遅い初冠雪となりましたが、7日も標高の高い山では雪となることがあるかもしれません。
8日日曜日は、移動性高気圧の圏内となり、全道的に晴れる見込みです。この先1週間では貴重な晴れ間となるでしょう。
9日月曜日(スポーツの日)には早くも天気は下り坂となり、10日火曜日にかけて雨が降りやすくなりそうです。ここでも一時的に上空の寒気が強まる見込みです。
11日水曜日は高気圧が張り出すため、晴れる所が多くなりますが、寒気が居座るため、日本海側では時雨となる可能性があります。
12日木曜日には次の気圧の谷が接近するでしょう。大気の状態が不安定となってにわか雨となる地域もありそうです。
気温は、最高気温は平年並みの日が多いですが、最低気温は平年並みか高く、平均気温で見ると平年より高めで経過する見込みです。

2週目(10月14日〜20日) 暖かい空気に覆われやすいが、冷え込む朝も

日本海側とオホーツク海側は数日の周期で天気が変わるでしょう。太平洋側では平年と同様に晴れる日が多くなる見込みです。
大陸方面からの暖かい空気が流れ込みやすく、また、平年よりも海面水温が高いこともあり、気温は平年より高めとなるでしょう。平年だと道内の観測地点で最も早い10月19日に初雪となる稚内や旭川ですが、雪が降るのは少し遅れる可能性があります。
ただ、高気圧に覆われる日は放射冷却現象で朝の冷え込みが強まることがあります。平年では10月15日に帯広で、10月18日に旭川で初氷を観測します。雪はなくても、朝の冷え込みによる霜や氷などの観測はあるかもしれません。

3〜4週目(10月21日〜11月3日) 標高の高い峠は危険な時期に

日本海側は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。上空の寒気の流れ込みや平年より高めの日本海の海面水温の影響により時雨となりやすく、強い寒気の流れ込みがあれば平地でも初雪となるでしょう。標高の高い峠などではいつ雪道になってもおかしくない時期となります。特に峠越えの際は、スタッドレスタイヤやチェーンなど滑り止めの準備を忘れないようにして下さい。
オホーツク海側と太平洋側は数日の周期で天気が変わり、太平洋側では平年より晴れる日が多い見込みです。
気温は平年より高めですが、平年でも期間の後半には札幌で最低気温が5℃を下回る時期となっていきます。暖房の活躍する時期が確実に近づいているようです。

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